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英語力や学力に不安があっても大丈夫!ニュージーランドの公立高校へ留学するメリットとは?

 

この記事を書いた「留学パパ」ってどんな人?

留学パパはこんな人です!

 

高校留学の国選びの基準は人それぞれですが、ニュージーランドへの高校留学を希望する人の多くは、その「自然豊かな土地」や「穏やかな人柄(イメージ的に?)」、そして、「治安の良さなどを含めた生活のしやすさ」に魅力を感じる人が多いようですね。

ニュージーランドという国は、もともとは9世紀頃にポリネシア人開拓者がこの周辺の島々にやって来たところから始まって、その子孫のマオリ人やモリオリ人が長らく「原住民」として暮らしていた地域です。

17世紀の中頃から、ヨーロッパの冒険家たちによって発見されたことから、今のNew Zealandという国に繋がっていきます。

歴史上の話は一旦、傍に置いておきますが、ポリネシア地域の人々の特徴として「穏和で友好的」な風土が受け継がれていて、国籍を問わず、誰に対しても笑顔で親切なところが、私たち日本人にとっても好感を抱くポイントになっています。

そんなニュージーランドという国に高校留学をしてみたい!と考えている人に向けて、その基礎知識をいくつかの記事に分けてお伝えしたいと思います。

今回の記事では、「ニュージーランドの公立高校に留学するメリット」を中心にお話します。

アメリカやカナダ、オーストラリアやイギリスとは違う、ニュージーランドならではの高校留学するメリットを理解してくださいね。

《関連動画》

ニュージーランドの高校留学 メリットって何?

ニュージーランドの高校留学は「誰でも」入学できるって本当?学校ごとに受け入れ基準が違うんです!

ニュージーランドという国は、教育制度をはじめ、海外からの留学生に対する受け入れについて、ここ数十年で大きな変化がありました。

特に留学生の受け入れは、教育ビジネスとしても大きな産業となっているため、積極的であることが知られています。

「ビジネス」である以上、受け入れに積極的なのは理解できると思いますが、他の国とニュージーランドが決定的に違うのは、「学校単位で受け入れ基準が違う」という点です。

例えば、オーストラリアやカナダの公立高校の場合は、入学可否を決めるのは学校ではありません。
オーストラリアであれば各州の教育委員会。
カナダであれば、それぞれのエリア毎に設置されている教育委員会が、独自の基準で判断しています。

 

この違いを私たち留学する側から見ると、どういう意味を持っているのでしょうか?

簡単に言うと、皆さんが今、どんな状態(学力・英語力・出席状況など)であっても、各学校の基準で判断して受け入れ許可を出してくれる方が、選択肢が広くなるんですね!

  

反対に、州や教育委員会単位で基準が設けられているような場合、一旦「受け入れ不可」の判断をされてしまうと、その地域の学校には何があっても通うことができません。
 
当然ですが、学校の数よりも統括している教育委員会の数は少ないわけですから、選択肢は狭くなりますよね。

 

何となく、ニュージーランドの公立高校への留学の方が、自分の状況に合った学校が選びやすいというのは理解してもらえたと思います。

しかし、本当に今の自分の英語力や学力、そして出席日数でも受け入れてくれる高校があるんだろうか?と気になっている人もいると思います。

結論を言いますね!

ニュージーランドの公立高校は、英語力と学力(これまでの学校の成績)は心配しなくても、誰でも受け入れてくれる学校が多いです。

そして、不登校など、事情があって欠席日数が多い人でも、受け入れてくれる学校はかなりあります。

 

しかも、渡航後のフォローも手厚いので、「心を入れ替えて頑張ろう!」という意志がある人なら、何も心配は要りません。

もちろん、だからと言って、高校留学する目的もあやふやで、やる気がなく、理由もなく学校をサボるというような人はダメですよ(笑)。

おそらく僕が知る限り、様々な事情を考慮して受け入れ許可を出してくれるのは、ニュージーランドの公立高校だけだと思います。

カナダにも一部、受け入れに寛容な教育委員会はありますが、基本的にニュージーランド以外の国では、「日本での成績や出席日数、そして最低限の英語力」が求められることが多いのが現状です。

留学生に対する寛容な姿勢というのは、ビジネスだからそうなのか、それとも、ニュージーランドという国に住む人々の特性なのかは分かりませんが、「国籍に関わらず、誰にでも教育機会を与えよう!」「過去ではなく未来の成長を期待しよう!」という教育スタンスは、本当にありがたいですよね。

 

  

ニュージーランドの高校って「誰でも」卒業できる!?

高校留学を考える人にとって、最初に気になるのは「受け入れてもらえるだろうか?」という点だと思いますが、一番大事なのは「渡航後(留学後の学校生活)」ですよね?

特に、現地の高校を卒業したい!と思っている人にとっては、「本当に授業についていけるだろうか?」とか、「単位を取って、卒業まで頑張れるだろうか?」という現実的な不安もあると思います。

 

まずはニュージーランドの学校教育について、基本的な話をしますね。

教育制度の細かい話については、別の記事で詳しく説明しますが、ニュージーランドの義務教育は5歳の誕生日から16歳の誕生日までの10年間(日本は9年間)です。
それ以降は任意になります。

これだけを聞くと、「日本とほとんど変わらない」という気がすると思いますが、実際のところ、18歳になるまで(つまり、高校卒業まで)は、年齢と共に学年が上がっていくシステムなんですね!

もちろん、高校で学ぶ科目には「単位認定」という考え方は存在していますが、他の国と違うのは、「単位が取れなくても進級ができる」ということです。

「えっ?単位が取れないのに進級ができるって変じゃない?」と思う人もいると思います。

ニュージーランドの高校では、「学年」という考え方と、履修すべき科目の「単位が取れたかどうか」は別の扱いなんです。

 

ですから、仮にある科目で単位が取れなかったとしても、後でもう一度チャレンジしようね!という話になります。

学年が何年生か?は、重要ではなくて、自分のペースで学んでいけるということです。

これをお伝えすると、「じゃあ、卒業時期になって、取れていない単位があったらどうするの?」という疑問を抱く人もいるでしょう。

実は、単位がすべて取れなかったとしても、卒業できるのがニュージーランドの教育システムなんです!

 

ニュージーランドでは、日本や他の国々のように「画一的な教育(教育水準)」を重んじるのではなくて、一人ひとりの能力に応じて、自分のペースでレベルアップすることにフォーカスをしています。

例えば「数学が苦手」という人がいて、「何がなんでも理解して、最低基準をクリアしなければ卒業させないよ」というのが、日本を含めた他の国々の教育に対する考え方ですよね?

一方、ニュージーランドの教育では、数学が苦手というのはあなたの「個性」であって、「あなたには数学以外の才能もある」という考え方が前提にあります。

だから、数学が苦手な人には、ある一定の努力は求めるけれども、それに固執するのではなく、もしあなたが「芸術分野に秀でている」のであれば、それを伸ばせば良いと考えるわけです。

素晴らしい考え方ですよね!

でも、これを勘違いしている留学生も多いので注意が必要です。

「努力しなくても卒業させてくれるんだから、勉強なんて大して頑張らずに楽しければ良い」と考えるのは間違いです!

  

皆さんが「何のために高校留学するのか?」という目的意識を忘れてしまうと、留学自体の価値も下がってしまうので、卒業後の達成感や満足感も減ってしまいます。

高校留学する目的や理由は、いつも心に留めておいて、日々の努力をしていきましょう!

《関連記事》

ニュージーランドの高校留学にベストなタイミングは?最初に知っておくべき教育制度・単位・卒業資格のこと。

 

  

ニュージーランドの高校を卒業すれば、日本の大学進学がしやすい!?「帰国生入試」って何?

「誰でも卒業できる」のが、ニュージーランドの高校留学だという話をしましたが、それがどんなメリットに繋がるのか?という話をしたいと思います。

一番分かりやすいのは、現地の高校を卒業して、日本へ帰って来た後に、「帰国生入試」という制度を利用して大学受験ができるという点です。

 

「帰国生」とは、いわゆる「帰国子女」を指す言葉ですが、その条件は2つです。

【帰国生(帰国子女)の条件】

◆海外に2年以上滞在していること。

◆現地の高校の卒業資格があること。

 

この条件を満たしていれば、日本全国の大学が募集している「帰国生入試」を利用することができます。

帰国生入試の一番のメリットは、一般の日本の高校生のように、5教科とか3教科の受験ではなく、留学生向けの「英語・小論文・面接」を中心とした試験で挑むことができるという点です。
 
大学や学部によってこの中から1つという時もあれば、3つのすべてが必要という場合もあります。

いずれにしても、進学校に通う偏差値の高い人と競うことはないので、本来の自分の学力よりワンランク・ツーランク上の大学に入学することも可能になります。

当然のことですが、留学期間中に一生懸命頑張って英語力を身につけたり、様々な経験をしている人の方が、より選択肢が広がるのは言うまでもありません。
(決して「楽に合格できる」という意味ではありませんよ。)

 

また、人によっては日本の大学進学ではなくて、海外の大学へ進学したい!と考えている人もいるでしょう。

その場合も、現地で身につけた英語力や経験値を活かして、よりアカデミックな学びに繋げることができますね!

大学留学を考える場合、やはり「英語はできて当たり前」のところからスタートになります。

それは単に「英語が話せる(日常会話ができる)」というレベルではありません。

膨大な量の読み書きができるスキルはもちろん、ネイティブの学生相手に積極的なディスカッションやプレゼンテーションができるというような、日本の高校ではほとんど身に付けられないスキルも必要になります。

さらに英語力だけでなく、大学で求められる学力面の話も付け加えると、

ニュージーランドの国立大学や、他の国の認知度の高い大学へ進学する場合は、ニュージーランドの国家資格である「NCEA」を取得する必要があります。

 

これは「卒業」とは無関係ですが、大学進学する上では重要なキーワードになります。

つまり、今回の話で覚えておいて欲しいのは、高校留学後に広い選択肢から進路を選びたいと考えるのであれば、留学中は目的意識をしっかり持って、日々自分のやるべきことに対して努力することです。

ニュージーランドの公立高校への留学で、1つでも多くの学びと経験をすることで、大学進学は日本と海外の両方を選択肢にできます。

そのメリットを大いに活かしていけたら良いですよね!

《関連記事》

ニュージーランドの高校留学で気になる国家資格「NCEA」って何?絶対に必要なもの?

  

    

まとめ:ニュージーランドなら、英語力や学力、出席日数に不安がある人も留学できるチャンスがある!

いかがだったでしょうか?

高校留学を考え始めたばかりの人や、ニュージーランドの公立高校への留学に興味がある人にとって、現実的に考えられる内容だったのではないでしょうか?

日本で中学校まで過ごして来た多くの人にとっては、「英語力のハンデ」があることや、「学校の成績に自信がない」こと、そして、「出席日数に問題」があって、不安に感じている人も多いと思います。

しかし、ニュージーランドへの高校留学は、他の国への留学とは違って、かなり「門戸が広い」というのが特徴です。

これをきっかけに、さらに色んな情報収集を進めていって欲しいと思います。

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