この記事を書いた「留学パパ」はこんな人
高校留学について興味を持ち始めたのは良いけど、どんな留学が自分に合っているのか?って、結構悩みますよね・・・。
数週間くらいの留学を考える人もいれば、半年くらい海外生活を満喫できたらなぁと思っている人もいるでしょう。
娘のエリンの留学についても、最初は1年くらいかなぁと考えていたんですよ!
(結果的に3年間で現地の高校を卒業する留学を選びましたが・・・)
そして、何よりも分からないのは、高校留学にはどんな種類(タイプ)があって、どう違うのか?そのメリットやデメリットについてです。
今回は、多くの高校生が選ぶ「私費留学」について、どんな内容で、どんな人にとって魅力がある留学なのか?についてお話していきたいと思います。
さらに、高校留学でよく使われる専門用語についても整理してお伝えしたいと思うので、しっかりと理解して、自分にピッタリの高校留学を見つけてくださいね!
【重要なお知らせ】
この記事で紹介している費用については、US1ドル=約105円で計算しています。ご覧いただく時点での各国の為替レートに換算してご理解ください。
高校留学の種類(タイプ)って、たくさんあって混乱していませんか?まずは「交換留学」と「私費留学」の違いを理解しよう!
困った話なんですが、実は留学業界って、使われている「言葉の定義」があいまいで、皆さんにとって本当に混乱する要因になっているんですね・・。
例えば、皆さんは以下のキーワードの違いって分かりますか?
「短期留学」「中高生留学」「卒業留学」「正規留学」「長期留学」「ターム留学」
「1年留学」「1学期留学」「サマースクール」「プログラム留学」「親子留学」
留学エージェントが独自の名称を使っているので、同じ意味なのか違うのかも、全く分かりません。
僕が高校留学について調べ始めた時に、最初に混乱したのは、これらの言葉の意味なんです・・・。
高校生で留学したい!と考える人が、まず最初覚えて欲しいキーワードは「交換留学」と「私費留学」です。
この2つの意味や違いを理解していないと、自分にピッタリの高校留学を選べなくなります。
留学パパにたくさんの悩み相談があるので、声を大にして言いたいんですが、
よくある失敗事例で、たまたまネット検索で出てきたエージェントや団体に問い合わせると、そこで扱っているプログラムを勧められて契約。でも、蓋を開けてみたら、「他にも自分にピッタリの留学があったのに・・・」と後悔する人が本当に多いんです!
簡単に「交換留学」と「私費留学」の違いを表にまとめたので見てください。
内容 | 交換留学 | 私費留学 |
---|---|---|
期間 | 1年(※半年もある) | 1週間〜4年間 |
国 | 選べる | 選べる |
学校 | 選べない | 選べる(※国・学校による) |
英語力 | かなり必要(※英検2級以上) | 問わない(※国・学校による) |
費用 | 年間150万円〜 | 30万円〜800万円(※期間・学校による) |
サポート | 限定的であまり期待できない | 選べる(※現地での対応もある) |
私費留学は、留学先の学校や滞在期間を自由に選べるのに対して、交換留学は国(又は、良くても州)しか選べないので自由度は低く、高い英語力が求められます。
よく聞く話として、「交換留学は学費・滞在費が免除だから安い!」という謳い文句がありますが、正確に言うと違います。
学費や滞在費を払わない代わりに、団体への手数料や、その他のオプション費用が高いんです!
詳しい話は以下の記事に書いていますので、必ず読んでくださいね。
交換留学の概要がほとんど理解できると思います。
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ここからは、私費留学の内容と、それに関係する「高校留学に必須のキーワード」について、詳しくお話していきますね!
どんな人が私費留学を利用するの?4つのタイプから、あなたの希望に合わせた留学を選ぼう!
交換留学との簡単な比較表はご紹介しましたが、実際のメリット・デメリットはどうなの?と、気になりますよね?
実は自由度があるので、ひとくくりにして「これが私費留学のメリット・デメリットです」とは言い難いんですね。
なので、私費留学の種類・タイプ別に、その特徴をお伝えしながら、メリットやデメリットについてもお話していきたいと思います。
大きく4つのタイプに分けて説明しますね!
私費留学のタイプ① 春休みや夏休みを利用して留学したい人は「短期」のプログラムを利用しよう!
◆海外への憧れはあるし、できれば留学してみたい!でも、いきなり長期間の留学をするのは不安がある。
◆留学はしてみたいけど、日本の高校を欠席すると成績にも影響するし、授業に付いていけなくなるのが心配。
◆本格的な留学は大学生になってからしてみたい!なので、高校生のうちに海外を経験してみたい!
◆費用面で難しいので、できる範囲で海外経験をしてみたい!
実は、大部分の中高生は、こんなふうに感じているんですね。
個人的には、もっと視野を広げて、可能性を追求して欲しいなぁとは思いますが、いきなりだとハードルが高過ぎるってことはありますよね。
上記に当てはまる人は、春休みや夏休みを利用した「短期留学」をおすすめします!
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少し話は逸れますが、「短期留学」って、エージェントによっては、「サマースクール」「語学研修」「短期プログラム」「ホームステイ」「海外英語プログラム」など、様々な表現を使って宣伝していますね。
実は「短期」というのも、どこまでの期間を指すのか?は、明確な定義ってないんですよね。
でも、一般的には、3ヶ月未満の留学のことを「短期留学」と言うようです。
さて、本題に戻りますが、
春休みや夏休みを利用した短期留学のメリットは、
■好きな国・興味ある国の中から自由に選べる。
■留学期間も自分の都合に合わせることができる。
■英語力の心配はしなくて大丈夫。
■とにかく色んなプログラムがある。
■現地でさまざまなアクティビティが楽しめる。
■今通っている学校を欠席せずに留学できる。
■予算に合わせて、国や期間、内容を選べる。
です。
限られた時間の中で、数ある選択肢の中から好きなものを選べて、
海外で楽しい時間を過ごせる!という意味においては、人気があるのもうなづけますね。
僕は短期留学は「経験留学」だと思っています。
特に短期留学をおすすめしたいのは、やはり旅行も含めて、一度も海外に行ったことがない人です。
僕自身も高校時代にアメリカ・アリゾナ州で、1ヶ月間のホームステイを経験しました。
もちろん、初めての海外体験でした。
その経験があったからこそ、大学留学もできたと思っています。
一方で、短期留学にはデメリットもあります。
×期間が短すぎて、英語力UPは期待できない。
×現地で通う学校は、アジア人がほとんどで、日本人も多い。
×ホストファミリー以外のネイティブの友達はほぼできない。
×短期間の割に費用が高い。
短期留学の目的が、「海外を経験すること」であれば、もちろん問題はありません。
でも、「英語力を伸ばしたい!」とか、「現地でネイティブの友達を作りたい」と思っている人は、あまり大きな期待はしない方が良いでしょう。
現地の語学学校に通う人が多いんですが、アジア人を中心とした留学生と一緒に学ぶ英語は、意思疎通はできるとはいえ、数週間程度では、とてもじゃないですが、英語力が伸びたという実感を得るには短過ぎます。
ネイティブの英語に触れられるのは、せいぜい学校の先生とホストファミリー、そして、買い物や食事をする時の店員さんくらいです・・・。
友達ができることもほぼありません。(ホストファミリーの繋がりで、若干できる可能性はあります!)
あと、費用についてですが、短期であればあるほど、コスパは悪いです。
夏休みの3〜4週間くらいの短期留学であれば、場所によっては60万円以上しますし、中には100万円近くするプログラムもあります。
こうなってくると、後述する半年程度の留学ができてしまう金額なんですね!
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私費留学のタイプ② 海外の高校生活を経験してみたい人は、3ヶ月~半年のターム留学がおすすめ!
高校留学を考える人の中には、「現地の高校生として学校に通ってみたい!」という人も多いですね!
でも、日本の高校をできるだけ休まないように(休学は最小限に)したいという人におすすめなのが、「1学期留学」または「ターム留学」と呼ばれる私費留学です。
短期留学とは異なり、現地生活にどっぷりと浸かることができ、高校生活をリアルに感じられます。
しかも、1学期間という期間限定なので、勉強もアクティビティも両方楽しみたいという人にとってはピッタリの環境ですよね!
ターム留学のメリットを挙げると、
●海外の高校生として学校に通える。
●ネイティブの友達も作れる。
●英語漬けの生活になるので、英語力UPは期待できる。
●学校や地域のイベントに参加して、貴重な経験ができる。
●現地の高校で学んだ1学期間の単位はもらえる。
●費用が比較的リーズナブル。
といった感じになります。
短期留学では難しかった「現地の高校生の友達作り」にチャレンジすることもできるし、世界中から集まってくる留学生との交流も楽しいですよね。
そして、短期留学との最も大きな違いは、現地の高校で学んだ科目について、「単位認定をしてもらうことが可能」という点です。
もちろん、そのための努力は必要ですが、海外の高校の単位を取るというのは、高校留学の醍醐味の1つです!
日本の高校では学べない科目、自分が興味のある科目を取ってみるのは、貴重な経験になりますね。
そして、費用面についても、1年以上の留学より安く抑えることができます。
すでにお伝えした短期留学の費用よりも、かなりリーズナブルになってきますね。
ただ、費用については、どの国を選ぶか?どの学校を選ぶか?そして、どのくらいの期間行くのか?によって大きな差があります。
国で言えば、カナダかニュージーランドが比較的リーズナブルですね!
半年未満だと、100万円前後くらいで留学できる学校もありますね。
では、ターム留学のデメリットは何でしょうか?
▼正規授業の場合は、ハードルの高さを肌で感じる。(メリットでもある)
▼英語が飛躍的に上達するには時間が短い。但し、努力次第で伸ばせる!
▼在籍している高校が、現地で取得した単位を認めてくれない場合がある。
→場合によっては留年しなければならないことも!
やっぱり一番は「英語力の問題」を肌で感じるということでしょうね!
短期留学の語学学校などでは、先生も比較的わかりやすい英語で話してくれますし、他の留学生は英語ネイティブではないので、意思疎通の難しさはお互い様ということで安心感があります。
でも、現地の高校では、ネイティブの学生がほとんどです。
当たり前ですが、皆さんが留学生ということで配慮して話してくれる人はほぼいません・・・。
ナチュラルな英語に触れることができるのはメリットなんですが、実際には、「現実の壁」に直面してストレスを抱えることもあります。
それは覚悟が必要ですね!
英語で苦労する一方で、英語力を飛躍的に向上させられるか?というと、そんなことがないのも事実です。
もちろん、それは個々の努力次第という話ですが、やはり3ヶ月〜半年と言えば「周りで話されている英語に慣れる」というのが精一杯です。
留学が終わりに近づくと、「もっと留学を続けたい!」と思うのが、ターム留学の最大のデメリットでしょうね・・・。
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そして、もう一つ留意しておく必要があることですが、せっかく現地で取得した単位であっても、日本の高校が単位認定してくれないということがあります。
これは事前の確認が必要ですが、各学校の学校長の判断で、単位が認められることもあれば、認められないこともあります。
そして、特に進学校などでは「留年することが条件なら留学しても良い」と言われるケースも少なくありません。
通っている高校の先生とも、よく相談をしておきましょう!
私費留学のタイプ③ 同じ高校留学をするなら、英語力をしっかりと伸ばしたい人は、1年留学がおすすめ!
1年間の高校留学を考える人の多くは、「交換留学」も選択肢に入れる人が多いと思います。
ただ、交換留学をするには、すでにある程度の英語力がある人でないと、事前に受ける試験に通りません。
そうなると、英語力に自信のない人は「私費留学」がおすすめということになります。
これまでお伝えしてきた短期留学や1学期留学とは違って、現地の高校で1年間海外で生活するわけですから、留学前と比べるとかなり英語力UPが期待できそうですね!
メリット・デメリットについては、ターム留学と共通する部分がほとんどですが、一部違いがあるのでご紹介しますね。
1年留学のメリット
◎英語力について、高校留学の成果が目に見えて実感できる。
◎学校でのすべての行事・課外活動に参加できるので、よりリアルな高校生活を満喫できる。
◎短期間の留学に比べて、できる友達の数が多い。
◎1年分の単位がもらえて、希望すれば2年目以降も留学が継続できる。(卒業も視野に)
「これぞ高校留学!」と言えるのではないでしょうか?
娘のエリンも含めて、1年間留学した人の多くは、「1年でも短い!もっと留学して、英語力はもちろん、1年間でできなかった様々なことにチャレンジしたい!」という感想を持つ人が多いですね。
それだけ1年間の留学期間というのは、辛いことも沢山あったかも知れませんが、終わってみれば内容の濃い時間が過ごせたということなんだと思います。
そして、交換留学との大きな違いになりますが、希望すれば2年目以降も留学が継続できるというのはかなりのメリットになります。
つまり、この後説明する「卒業を目的とした留学」に切り替えることが可能ということです。
交換留学は必ず帰国することが前提の留学ですが、私費留学は帰国することも、継続することも自由なんですね!
僕の実感としてもそうですが、留学エージェントさんに聞いた話でも、1年留学する人の多くは、途中で延長することを決めて、卒業目的に切り替えるようです。
日本の高校生活と留学生活を単純に比較できるので、そのすべてが分かった上で判断してもOKというのは、私費留学の本当に大きなメリットの1つですよね。
1年留学のデメリット
★国や学校による違いはあるけど、費用の総額は高くなる。(年間200万円〜)
ターム留学でお伝えした内容以外で言うと、おそらく、この1点に尽きると思います。
費用が高いか安いか?というのは、何と比べるのか?とか、各家庭で教育にかけられる予算に対する考え方で違ってきます。
「高校留学にかける費用の考え方」については、また別の記事で詳しくお話しようと思いますが、他の留学タイプに比べて、総額が高くなるのは事実です。
けれども、予算的に問題がないという場合は、個人的には、他の短期間の留学よりも、おすすめしたい留学になります!
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私費留学のタイプ④ 海外の高校を卒業したい人は、「卒業留学」で決まり!
さて、私費留学のメインと言っても良い「卒業を目的とした留学」についてお話します。
一般的には、2年以上滞在して、現地の高校を卒業する目的で行く留学のことを「卒業留学」または「正規留学」と言います。
長期間になるので「長期留学」という言い方でひとくくりにする場合もありますが、ここでは「卒業留学」と表現しますね。
どんな人が卒業留学を選ぶかと言うと・・・
◆中学校を卒業して、すぐに海外の高校へ進学したい人。(日本の高校受験はせず、最初から現地の高校を卒業するつもりで留学する)
◆高校卒業後に日本へ帰国して、「帰国子女」として日本の大学受験(帰国生入試)を考えている人。
◆高校卒業後に海外の大学進学を考えている人。
◆日本の高校に通っていたけど、やっぱり海外の高校を卒業したいと決意した人。
意外に思う人もいるかも知れませんが、中学校卒業時点で、高校留学を考えている人って、そこまで多くないんです。
「選択肢としての卒業留学を知らなかった」という理由が一番多くて、まだまだ高校留学についての知名度が低いことが原因なんですね。
日本の高校に進学してから、交換留学制度など、高校留学という言葉を耳にするようになって、考え始めたという人は本当に多いです。
(実際に留学パパへの相談も、半数近くは高校生からの相談です。)
そして、卒業留学については、「私費留学以外の選択肢」はありません。
これはすでに1年留学や交換留学のところでもお話した通りになります。
卒業留学のメリット・デメリットについては、以下の通りです。
卒業留学のメリット
◉日本の大学と海外の大学のどちらも選択肢にできる。
◉圧倒的な英語力を身につけられる。
◉進学はもちろん、就職の際も「英語力と経験」の実績として認められる。
◉自立心・表現力・思考力、そして高い自己肯定感が身に付く。
数え上げればキリがありませんが、英語力について言うと、普通の日本の高校生とは比べ物にならないレベルになる可能性が高いですよね!
(もちろん、努力を怠ればダメですけど・・・笑)
よく「大学に入ってからの留学でも遅くないのでは?」という声も聞きますが、アメリカの大学留学経験者の僕の立場からすると、日本にいる普通の高校生の英語力では、大学留学はまず無理だと思っています。
「無理」というのは語弊がありますね(汗)。
まず入学するだけでも、相当な苦労をするはずです。
TOEFLやIELTSといった英語の試験で、入学基準を満たす結果が簡単に出せないんです。
そして、運良くスコアが出たとしても、入学してから地獄のような日々が待っています。
ただでさえ英語力にハンデがあるのに、学ぶ内容が大学レベルになるので、教科書を読むだけでも大変ですし、ましてや、まともな論文(Essay)など書けるわけもなく・・・。
いきなり正規授業についていけないので、準備コースなどを受講しなければならない人が圧倒的に多いんですね。
でも、海外の高校を卒業した人の場合は違います。
英語での授業は慣れたものですし、読むことも書くことも、基本はできているので、大学で学ぶ内容さえ理解できれば何とかなります。
何が言いたいかというと、「皆さんが思うほど海外の大学は甘くない」というか、「想像を超えている」ということだけ覚えておいてほしいと思います。
あとは、やっぱり「卒業証書」というのは、社会に出る時にも大きなPRポイントになりますよね!
例えば、就職活動の時に、「半年留学経験があります」とか、「1年留学していました」と言うと、「ふ〜ん、そうなんだね」で終わりです。
でも、「海外の高校を卒業しました!」となると、かなりのアドバンテージになります。
つまり、世の中の多くの人(会社)は、「結果を重視する」ということなんです。
海外の高校の卒業証書が、社会に出る時の「免罪符」のような役割をするとまでは言いませんが、少なくとも「自分はここまで頑張って来た!」という自信にはなりますし、自己肯定感も高くなりますよね!
卒業留学のデメリットについてですが、正直なことを言うと「ありません」というのが答えなんです。
強いて挙げるなら、すでにお伝えした「費用面」のことはあると思います。
でも、それを差し引いて考えたとしても、何倍もお釣りの来るメリットがあるのが卒業留学だろうと、個人的には思っています。
実際に、娘のエリンのここまで(執筆時には留学生活1年半が経過)の様子を見ていても、「やっぱり間違いなかったなぁ。良い選択をしたなぁ。」と強く思えているので、間違いはありません。
そうは言っても、「挫折」したらどうなるんですか?
という質問をいただく時があります。
その答えは簡単で、
「日本の高校へ通っていたとしても、挫折する人はします」ということです。
「挫折の理由」は人それぞれですよね?
その人が必ずしも悪いわけじゃなくて、病気だったり、いじめだったり、そもそも環境が合わなかったという場合もあるでしょう。
大事なのは「その後どう行動するか?」じゃないでしょうか。
話がかなり逸れてしまうので、また詳しくは別の記事でお話しますが、ここでは簡単に言いますね。
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「何かを選択することに、正解も間違いもない」と思うんです。
高校留学を選択することも、日本の高校へ進学することも、もっと言えば、将来どこかの会社に勤める(または独立起業する)のも、1つの選択肢ですよね?
選択に意味があるんじゃなくて、その選択をスタートラインとして、自分がどう生きるか?が、人生で問われている最も大切なことなんだと思います。
上手くいくかいかないか?なんて、どちらでも良いんです。
どれだけ本気でその選択肢に対して向き合ったか?が重要なんですよね。
もし自分で選んだ選択肢に対して、本気で向き合う覚悟がなければ、その姿勢自体が間違いということになります。
もし、他にも「卒業留学のデメリットがある!」という情報やご意見があれば、ぜひLINE@で教えてくださいね。参考にさせていただきます(笑)。
私費留学だから費用は高いの?留学する国や期間によって異なるので、必ずしも交換留学に比べて高いわけじゃない!
さて、今回の記事の最後のテーマにになります。
そうは言っても、やっぱり私費留学だから費用は高いですよね?
という質問に対して、僕なりの考えをお話したいと思います。
「私費」という言葉が持つ響きとしては、「高い」というイメージを持つ人もいると思います。
ここまでの話を読んでも、「やっぱり費用がかかるよね」という感覚を持った人もいると思います。
もちろん、日本の高校へ行く場合と比べると高いです。
しかし、2つある高校留学の種類の、もう1つである「交換留学」と比較した場合、
「必ずしも高過ぎるということはない」という話をしたいと思います。
実は、私費留学は「私立高校への留学」だけではありません。
国によっては公立高校も選べます!
ちなみに、交換留学も公立高校への留学になりますから、費用の比較をしてみると、その違いがよく分かります。
例えば、カナダの高校留学で最も費用が安い留学先は、ノバスコシア州になります。
交換留学でも一般的な留学期間である1年間で見てみると・・・
なんと、年間約150万円程度で留学できるんです!(滞在費と授業料の総額)
もちろん、その他にも私費留学で費用を安くできる学校があります。
《関連動画》
交換留学の団体が提供しているプログラムの留学費用は、これと同じくらいか、中には私費留学よりも高額なプログラムもあります。
でも、一番大きな違いは、交換留学の場合は、その費用はすべてが「団体へ支払う手数料」なんですね!
この記事の一番最初にお伝えした点の繰り返しになりますが、「交換留学は学費も滞在費も免除」と聞くとインパクトはありますが、僕からすると、総額なら変わらないし、手数料としては取り過ぎでしょ!と感じてしまいます。
そして、これも交換留学についての別記事で紹介していますが、サポート内容やフォローアップは、私費留学の方が充実しています。
高校留学って、単に総額を比較して「どちらが高いか?」というような単純なものじゃないんですね。
嗜好品のショッピングとは違います。
皆さんが海外という未知の世界で、英語で生活するという、ある意味厳しい環境に飛び込むわけです。
その経験に対して支払う費用が、いくらなら適正なのか?というのは、留学する皆さんだけでなく、親御さんも含めて、とても重要なことですよね。
最後にもう1つだけ、少しだけ話は逸れますが、費用面について、別の角度からの考え方をシェアして終わりにします。
皆さんが高校留学に使える費用(予算)の上限が決まっている場合の話です。
例えば、「我が家は50万円までなら出せる」とか、「3年間で300万円までなら出せる」というような状況があるとしましょう。
考え方は2通りです。
1つは、その予算の範囲で、可能な留学は何なのか?をリサーチすることです。
交換留学だと、選べるほどの選択肢がないので難しいですが、私費留学のメリットは、国も期間も選べるということですから、当然、その中に予算というのを考慮して、ベストなプログラムを選択すれば良いわけですね。
そして、
もう1つは、「足りない分は借りれば良い」という考え方です。
国や自治体から奨学金や教育ローンの力を借りることができます。
このテーマについては、また別の記事でお伝えしようと思っていますが、イメージしてもらうために一例を紹介しますね。
もし「3年間で300万円用意できる」家庭があった場合、国の教育ローンを使うと、450万円まで低金利で借りることができるので、予算の総額は750万円になりますね。
さっきお伝えしたカナダのノバスコシア州への留学は、3年間で450万円です。
航空券代や保険代などの諸費用、及び、お小遣いなどがあるので、250万円くらいをプラスするとしても、700万円です。
十分、高校留学が手の届くところになりましたよね?
「高校留学=高い」というイメージだけが先行してしまいがちですが、「私費留学を上手く利用すれば、自分の希望にかなった選択をすることができる」ということを知ってもらえたらと思います。
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まとめ:英語力に不安がある。好きな国・学校を選んで留学したいなら、私費留学を検討しよう!
とにかく高校時代に一度は海外を経験してみたい!という人から、海外の高校を卒業したい!という人まで、国や期間を自由に選ぶことのできる「私費留学」について、お話してきました。
特に、交換留学との違いを理解しておくことが大切なので、交換留学について説明した記事も併せて読んでくださいね。
《関連記事》
私費留学は、タイプ別にそのメリットとデメリットが違います。
この記事をしっかり読んで、自分にピッタリの選択肢を見つけてもらいたいと思います。
十分に伝えきれなかった部分については、今後の記事の中でお伝えしていきますが、「私の場合はどうすれば良いの?」という個別の質問や相談については、LINE@にメッセージをもらえたら、直接お答えしています。
ぜひ、気軽にメッセージくださいね。