「安心・安全な国」「伸び伸びとした環境」「人柄の良い国民性」など、高校留学でニュージーランドを選ぶ理由はたくさんあります。
- 英語や勉強に少し自信がなくてもチャレンジしやすい
- 自然が身近で、のびのびした学校生活を送りやすい
- 留学生の受け入れに前向きな学校が多い
といった特徴から、近年は日本からの高校留学先としても、じわじわ人気が高まっています。
一方で、
「本当に今の成績や英語力でも受け入れてもらえるの?」
「ニュージーランドの教育制度って日本とどう違うの?」
「NCEA(国家資格)ってよく聞くけど、何をどこまで知っておけばいいの?」
といった不安や疑問がある方も多いはずです。
このページでは、ニュージーランドの高校留学を考え始めたときに、最初に知っておきたい“全体像”をまとめます。
それぞれのテーマについて、「もっと詳しく知りたい!」という方のために、関連する詳しい記事もリンクしています。
ニュージーランド高校留学の大きなメリット
ニュージーランドの高校留学が選ばれる理由は、イメージだけではありません。
実際の制度や受け入れの姿勢そのものに、他の国とは違うメリットがあります。
代表的なポイントを整理すると、次のようになります。
- 学校ごとに受け入れ基準を決めている
オーストラリアやカナダでは、州や教育委員会が一括で受け入れ基準を決めているケースが多く、「一度NGが出るとその地域の学校はすべて難しい」という状況も起こりやすくなります。
ニュージーランドは、各高校が留学生受け入れの基準を持っているため、英語力・成績・出席状況などに不安があっても、学校を丁寧に選べばチャンスが広がりやすいのが特徴です。
- “今”よりも“これから”の成長を見てくれる
不登校経験や欠席日数が多い生徒でも、「変わりたい」という気持ちがあれば、受け入れてくれる高校が少なくありません。
「過去の成績」よりも、「これからの伸びしろ」を見ようとしてくれるスタンスは、ニュージーランドならではの魅力と言えます。
- のびのびした生活環境と人のあたたかさ
自然が身近で、リラックスしやすい暮らしやすさはもちろん、留学生に対してフレンドリーな人が多いのもニュージーランドの特徴です。
学校やホームステイ先でも、「困ったら相談していいんだ」と思える雰囲気があることは、高校生にとって大きな安心材料になります。
こうしたメリットを、より具体的な事例や他国との違いを交えながら説明しているのが、こちらの記事です。
教育制度と「いつ留学するか」の基本を押さえよう
ニュージーランドの教育制度は、日本とは少し仕組みが違います。
- 小学校〜高校までを通した「Year(学年)」という考え方
- 義務教育は5歳から16歳まで
- 高校(Year 11〜13)では、NCEAという資格の単位を積み上げていく
といった点をざっくり理解しておくだけでも、留学のイメージがかなりクリアになります。
特に高校留学を考えるときに大事なのは、次の2つです。
何年生(Year)から留学を始めるか?
「卒業まで行く」のか、「1〜2年で帰国する」のか?
この2つによって、「いつ出願を始めるべきか」「どの学年に編入しやすいか」そして、「日本の高校・大学進学とどうつながるか」といった“現実的なプラン”が大きく変わってきます。
ニュージーランドの教育制度や単位、卒業資格の考え方、日本の大学進学との関係などを、図や具体例を交えて詳しく知りたい方は、こちらの記事を先に読んでおくと理解がスムーズです。

「NCEA」って何?どこまで意識しておけばいい?
ニュージーランドの高校留学を調べていると、必ず出てくる言葉が「NCEA」です。
NCEAは、「National Certificate of Educational Achievement」の略で、ニュージーランドの高校生が取得する国家資格(全国共通の資格)」のこと。
レベル1〜3まであり、それぞれのレベルで決められたクレジット(単位)を積み上げていくことで資格を取得していきます。
高校留学をする皆さんにとって大事なのは、
- どのレベルをどこまで取ると、将来の進路にどう繋がるのか?
- 日本の大学進学に活かせるのか?
- 1年だけの留学でもNCEAは関係あるのか?
といったポイントです。
「現地の高校を卒業して、帰国後に“帰国生入試”を使いたい」
「ニュージーランドや他国の大学進学も視野に入れておきたい」
と考えている方は、NCEAの仕組みをざっくりで良いので理解しておくと、後で慌てずに済みます。
細かいルールを全部覚える必要はありませんが、
「ここだけは押さえておきたい3つの基礎知識」に絞って解説しているのが、次の記事です。

「公式の説明も見ておきたい」という方は、NCEAを管轄しているNZQA(ニュージーランド資格庁)の公式サイトも合わせて確認すると安心です。
どれも英語サイトですが、留学するとこれくらいの英文が読めるようになりたいので、ぜひチャレンジしてみましょう!(もちろん、分からない場合は翻訳ツールを使ってもOKです!
ニュージーランド高校留学は、こんな人に向いています
ここまでの内容を踏まえると、ニュージーランドの高校留学は次のような人に特に向いていると言えます。
- 今の成績や英語力に自信がないけれど、留学にチャレンジしたい人
「頑張りたい」という気持ちを大事にしてくれる学校が見つかりやすい
- あまりガチガチした雰囲気より、伸び伸びした環境で学びたい人
自然やアウトドアが好きな人には特に相性が良い
- 得意なこと・好きなことを伸ばす教育スタイルに惹かれる人
数学が苦手でも、芸術やスポーツなど別の強みを評価してくれる
- 将来、日本の大学進学も視野に入れつつ、海外での学びを経験したい人
高校卒業後の帰国生入試など、進路の選択肢を増やしたい
逆に、
- とにかく偏差値で勝負したい
- 極端に競争的な環境の方がやる気が出る
というタイプの人は、他の国の方が合っているケースもあります。
「自分(うちの子)に合っているかどうか」は、国のランキングや評判ではなく、教育スタイルや環境との相性で考えてみてくださいね。
ここからどう動く?ニュージーランド高校留学の次の一歩
ニュージーランドの高校留学に少しでも興味があるなら、「何となく気になる」段階から、具体的な一歩に繋げていくことが大切です。
このページを読んだ後の「おすすめの動き方」は、こんな流れです。
1. 全体像をもう少し広く知る
「中高生の海外留学がよくわかる本」で、国選び・費用・英語力・安全性など、全体像を押さえる

2. ニュージーランドに絞って情報を深掘りする
さっきご紹介した
- ニュージーランドのメリット
- 教育制度・単位・卒業資格
- NCEA の基礎知識
を読み比べながら、「自分に合うか」を考える
3. 具体的な準備(英語・マインド)をスタートする
高校留学準備レッスン SLEEKで、「留学前に知っておきたい学び方・考え方」を少しずつ身につけていく

4. 個別の条件・不安は、早めにプロに相談する
学力・英語力・出席状況、不登校経験、家計面の不安などは、ネット記事だけでは判断が難しい部分も多いです。
具体的な学校選びや時期の相談は、LINE@無料相談を使って、早めに「我が家の場合」を一緒に整理していきましょう。

よくある質問(FAQ案)
Q1. ニュージーランドの高校留学は、どれくらいの英語力が必要ですか?
A. 英検やTOEFLなどのスコアを求める学校もありますが、ニュージーランドは学校ごとに受け入れ基準が違います。現時点で英語力に自信がなくても、レベルに合った学校やサポート体制を選べばチャレンジできる可能性は十分あります。
Q2. 不登校や欠席が多くても、高校留学はできますか?
A. 事情を理解したうえで受け入れてくれる高校も少なくありません。ただし、「なぜ留学したいのか?」「これからどう変わりたいのか?」という気持ちを、自分の言葉で伝えられることが大切です。
Q3. ニュージーランドの高校を卒業したら、日本の大学進学は有利になりますか?
A. 多くの大学で「帰国生入試」など、海外で高校生活を送った生徒向けの入試制度があります。NCEAの取得状況や高校の成績、日本語での学力など、大学ごとに見られるポイントは異なるため、早めに情報収集をしておくと安心です。
Q4. ニュージーランドとカナダ・アメリカ、どの国が自分に合っているのか分かりません。
A. 治安や気候、学費だけでなく、教育スタイルや学校生活の雰囲気、「どんな自分になりたいか」というイメージから考えることが大切です。国別の基礎知識の記事や書籍、無料相談を活用しながら、一緒に「あなたに合う国選び」を考えていきましょう。







