カナダの高校留学がなぜ最も人気があるの?5つの理由を教えます!

カナダの高校留学がなぜ最も人気があるの?5つの理由を教えます!
留学パパとはこんな人

「高校留学といえばカナダ」と言われることが増えてきました。

アメリカやニュージーランドなど、他にも魅力的な国がある中で、なぜカナダなのでしょうか。

  • 英語の聞き取りやすさ
  • 費用のバランス
  • 教育水準と卒業後の進路
  • 英語力・成績へのハードル
  • 治安や生活環境

この記事では、こうしたポイントを親子目線で整理しながら、カナダ高校留学が選ばれている理由を5つに分けて解説します。

娘のエリンが最終的になぜカナダを留学先として選んだのか?について、動画でお話ししています。ぜひご覧ください。

留学娘のエリンが高校留学でカナダ以外の国を選ばなかった理由は?
留学娘のエリンが高校留学でカナダ以外の国を選ばなかった理由は?

カナダ高校留学が人気な5つの理由

まずは、よく相談で出てくる「人気の理由」を一覧でまとめておきます。

  1. 教科書に近い、聞き取りやすいカナダ英語
  2. 費用を抑えやすく、公立高校でもコスパが高い
  3. 教育水準が高く、卒業後の進路の選択肢が広い
  4. 英語力・成績に不安があっても挑戦しやすい受け入れ体制
  5. 治安と生活環境が良く、親にとっても安心できる

ここからは、それぞれをもう少し具体的に見ていきます。

理由① 教科書に一番近い「カナダ英語」は、日本人にとって聞き取りやすい

日本の中学校・高校で習う英語は、基本的にアメリカ標準英語をベースにしています。

カナダ英語は、このアメリカ英語に非常に近く、

  • 発音が比較的フラット
  • 地域による訛りの差が大きすぎない
  • スピードも極端に速すぎない

といった特徴があり、初めて長期で海外に出る中高生にとって、リスニングの負担が小さいというメリットがあります。

もちろん、どこの国に行っても「完璧な発音」よりも「何を伝えたいのか」が大事です。

それでも、最初の数ヶ月でつまずきにくいという意味で、カナダの英語環境は中高生にとって大きなプラスになります。

出発前から「聞く・話す」に少しずつ慣れておきたい場合は、高校留学準備レッスンSLEEKで、英語力とマインドセットを一緒に整えておくのもおすすめです。

理由② カナダは費用を抑えやすい。公立高校でもコスパの高い留学ができる

「高校留学って、日本のどの高校よりもお金がかかるんですよね?」

保護者の方から、必ずと言っていいほど出てくる質問です。

たしかに、中高生の正規留学は年間300万円前後〜が一つの目安になります。

ただし、ここ数年の傾向として、

ニュージーランドなど、以前は「安く行きやすかった国」の学費・滞在費が値上がり、為替や物価の影響もあり、カナダの公立高校が費用対効果の高い選択肢になっている

という変化が起きています。

同じくらいの予算感で比べたとき、学校の設備やサポート(受け入れ体制)、そして卒業後の進路の広さまで含めると、「総合的なコスパではカナダが優位」というケースが増えています。

もちろん、「安いからカナダ一択」という話ではありません。

親としては、

① 現実的に出せる予算の中で
② 子どもの将来の選択肢も広がるような国・地域を選びたい

というバランスを取りたいところです。

「高校留学の費用と大学進学、両立できる?」という視点で、別記事でもまとめていますので、費用イメージをもっと具体的に知りたい方はこちらも参考にしてください。

高校留学でお金を使ってしまったら、大学進学するための費用がなくなります。どうしたら良い?
高校留学の費用と大学進学、両立できる?親がまず考えたい3つのステップ
早わかり!高校留学の費用についての基礎知識
費用から逆算!どのくらいの予算で、どんな高校留学ができるの?

また、留学しやすい国の1つでもあるニュージーランドも比較したい場合は、基本をまとめたこちらの記事もおすすめです。

ニュージーランド高校留学の基礎知識
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理由③ 教育水準が高く、卒業後の進路の選択肢が広い

カナダは、教育水準の高さでもよく名前が挙がる国です。

州ごとにカリキュラムや評価基準が決まっており、

  • 何をどこまで学ぶか
  • どんな力が身についているか

が、ある程度「見える化」されている点が特徴です。

カナダの高校卒業資格は、カナダ国内の大学・カレッジ進学、他国の大学進学、さらに日本の大学への帰国生入試など、卒業後の進路の選択肢が広いという点でも評価されています。

《関連動画》カナダの高校を卒業して、カナダの大学に進学したシント君にリアルな話をお聞きした動画です。

カナダの高校留学から大学留学へ!卒業後の進路について現役留学生インタビュー
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理由④ 英語力・成績に不安があっても挑戦しやすい。ELLなど受け入れ体制が整っている

「うちの子、成績があまり良くないんですが、それでも高校留学はできますか?」

これも非常によくいただく質問です。

カナダの多くの公立高校では、

ELL(English Language Learning)などの英語サポートクラス

・留学生向けのカウンセラー

・学区レベル(教育委員会)でのサポート

など、留学生を受け入れる仕組みが整っている学校がたくさんあります。

英語力に応じて、

◾️通常授業+ELLクラスを組み合わせる

◾️最初の学期は必須科目を少なめにして、選択科目(比較的英語力が不要)を選ぶ

など、少しずつ慣れていけるような配慮もよく見られます。

また、日本での内申(評定)に不安があっても受け入れてくれる高校も珍しくありません。

もちろん、どの学校でもOKというわけではありませんが、「評定が3(or 3未満)だから無理」と決めつけてしまう前に、まずは選択肢を一緒に整理してみることが大切です。

中学生のうちから何をしておくと、高校留学の選択肢が広がるのかは、こちらの記事でもまとめています。

高校生になったら留学したいけど、 中学生の今から何をしたら良いの?
高校生になったら留学したいけど、 中学生の今から何をしたら良いの?

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理由⑤ 治安・生活環境が良く、親にとっても送り出しやすい国

高校留学は、どうしても「治安」が気になるテーマです。

その点で、カナダは世界的な指標でも評価の高い国の一つです。

たとえば、
EIU(Economist Intelligence Unit)が発表する「Global Liveability Index」では、

  • カルガリー
  • バンクーバー
  • トロント

といった都市が、ここ数年トップ10〜20位にランクインし続けています。

評価項目には、「治安」「医療」「教育」「インフラ」「生活のしやすさ」などが含まれており、「子どもを安心して送り出せる環境かどうか」という点でも、カナダは高く評価されています。

もちろん、都市や地域によって雰囲気や治安の差はあります。

ただ、全体としては

治安・教育・生活環境のバランスが良い国
初めての長期留学先として選びやすい国

と言えるのがカナダの特徴です。

カナダ高校留学が向いている人/他の国が向いているかもしれない人

ここまでをふまえて、「どんなタイプの人がカナダに向いているか」を簡単に整理してみます。

カナダ高校留学が向いている人の例

  • 英語力に不安があるが、サポートのある環境でしっかり鍛えたい
  • 大学進学を含めて、将来の選択肢を広く持っておきたい
  • 治安や生活環境の良さを重視したい
  • とにかく費用を抑えた正規留学がしたい

他の国の方が合うかもしれないケース

《関連動画》「カナダを選ぶべき人・向いていない人」については、YouTubeでも詳しく話しています。

【高校留学先の選び方】カナダを選ぶべき人・向いていない人は?
【高校留学先の選び方】カナダを選ぶべき人・向いていない人は?

カナダ高校留学を考えている人の「次の一歩」

「なんとなくカナダも良さそうだな」と思っていただけたら、ここから先は、どう動いていくかが大事になってきます。

まずは親子で全体像を共有したい人

国選び・費用・英語力・安全面など、「高校留学って結局どういうものなの?」「本当に留学ってできるの?」という全体像を整理したり、不安を解消したい方には、

書籍『中高生の海外留学〜知るたび、自分と未来が広がる本〜』がおすすめです。

カナダだけでなく、アメリカやニュージーランドとの比較、親子で話し合うときのポイントもまとめています。

中高生の海外留学がよくわかる本
中高生の海外留学がよくわかる本

出発前に、英語とマインドを整えておきたい人

「行けばなんとかなる」で出発してしまうと、最初の数ヶ月で疲れ切ってしまうケースも少なくありません。

高校留学準備レッスン SLEEKは、高校留学経験者であるエリンが全50回のオンラインレッスンで、

◾️現地の授業についていくための基礎力
◾️伝えるための英語力

◾️ホストファミリーとの関係、友達作りなどの人間関係に関する実践的なヒント

などを、少しずつ積み上げていくお手伝いをする準備プログラムです。

高校留学準備レッスン SLEEK
高校留学準備レッスン SLEEK

自分の状況で本当にカナダが合うか相談したい人へ

「今の成績や英語力で、どんな選択肢があるのか」
「予算感と国選びのバランス」
「出発時期や留学期間のイメージ」
など、家庭ごとに事情は違います。

「うちの場合はどうなの?」という個別の相談は、LINEで無料相談を受け付けています。

LINE@なら、無料で留学パパとエリンに相談できます!

カナダ高校留学に関するよくある質問【FAQ】

Q
カナダの高校留学は、いつから準備を始めれば間に合いますか?
A

目安として、出発の1年〜1年半前から動き始めると、学校選び・出願・ビザ・英語準備などを落ち着いて進めやすくなります。事情によっては、もっと短い期間で出発できるケースもあります。

Q
英検やTOEFLがなくても、カナダの公立高校に入れますか?
A

学区や学校にもよりますが、必ずしも公式スコアが必須というわけではありません。学校側が用意する英語テストや、成績表・先生の推薦などを組み合わせて判断する場合も多いです。

Q
カナダ高校留学の年間費用の目安はどれくらいですか?
A

滞在方法や都市によって差がありますが、学費・滞在費・保険などを合わせて、年間300万円前後〜350万円前後を目安に考えておくと良いでしょう。詳しい内訳は費用の記事で解説しています。

Q
卒業後、日本の大学に進学する場合と、カナダの大学に進学する場合の違いは?
A

日本の大学に進学する場合は、帰国生入試や総合型選抜などで、海外高校での学びや経験が評価されるケースが増えています。カナダの大学に進学する場合は、高校での成績や履修科目が直接進学要件になるため、早めに進路の方向性を意識して科目を選ぶことが大切です。

Q
カナダ以外の国と迷っているとき、どう決めればいいですか?
A

費用や英語環境だけでなく、
「どんな環境で何がしたいか」
「どんな将来のイメージを持っているか」
という価値観の部分も大事です。
迷ったときは、複数の国の特徴を比較しながら、親子でじっくり対話してみてください。

まとめ:カナダは「バランスの良さ」で選びやすい高校留学

カナダ高校留学が人気なのは、

  • 英語の聞き取りやすさ
  • 費用のバランス
  • 教育水準と進路の広さ
  • 英語力・成績へのハードルの低さ
  • 治安や生活環境の安心感

といった点が、中高生にも保護者にもとって「ちょうど良いバランス」だからだと思います。

もちろん、「絶対にカナダが正解」ということではありません。

大切なのは、

「自分(うちの子)にとって、どんな環境が一番成長しやすいか?」

を一緒に考えながら、納得して選んでいくことです。

もし「うちの場合はどうだろう?」と感じたら、まずはLINE@から簡単に状況を教えてください。

無理に留学を勧めることはありませんので、気軽に相談してもらえたらうれしいです。