この記事を書いた「留学パパ」はこんな人
「高校留学=アメリカ」というイメージを持っている人はかなり多いですよね!
日本人にとって、最も身近な外国と言えば、やっぱりアメリカでしょう。
洋画や海外ドラマの影響もあって、純粋に「格好良い」と思っていたり、あこがれている人が多いからですかね〜(笑)。
僕もアメリカの大学を卒業しているので、その気持ちはよく理解できます。
ただ、アメリカの高校留学は、皆さんが思っている以上に、超えなければいけないハードルが多いのも事実です。
実際に、情報収集を進めていくと、「理想と現実が大きく違った」と感じることが多いのもアメリカ高校留学です。
今回は、「初めてアメリカの高校留学に興味を持った」という人に向けて、最初に知っておくべき基礎知識というテーマでお話したいと思います。
アメリカの高校留学には、大きく分けて2つのパターンがあります。
1つは、現地の高校を卒業することが目的となる「卒業留学(正規留学)」。
そして、もう1つが1年未満の「交換留学」です。
※この他にも夏休みや春休みを利用して行く「短期留学」や、日本の高校が提供している留学プログラムなどがありますね。
それぞれ、どんなメリットやデメリットがあるのか? どういうハードルを超えていかなければいけないのか?について、順にお伝えしますね!
【重要なお知らせ】
この記事で紹介している費用については、US1ドル=約105円で計算しています。ご覧いただく時点での為替レートに換算してご理解ください。
アメリカの高校と一言で言っても、地域や学校によって教育制度が多少異なっていて、半数以上の高校が4年制です。(もちろん、中には3年制とか、2つに別れて6年制という学校もあります。)
なので、アメリカの高校生活をフルに満喫したい人は、日本の学年で言うと中学3年生から渡米するのがベストです。
でも、実際には、日本の中学校を卒業してから渡米する人が多いですね。 (高2からでも受け入れてくれる高校もあります。)
高校留学するタイミングや準備については、別の記事で詳しく書いてあるので、ぜひ読んでみてくださいね。
現在、中学生の人は、こちらの記事を読んでください⬇︎
現在、高1の人は、こちらの記事を読んでください⬇︎
現在、高2の人は、こちらの記事を読んでください⬇︎
では、本題なんですが、「アメリカの高校を卒業したい!」と考えている人に、必ず知っておいて欲しいポイントを5つにまとめたので、紹介しますね。
一般的な知識と、実際にどんなメリット・デメリットがあるか?についても、簡潔にまとめてみました。
アメリカ全土には、約15,000校の高校がありますが、そのうち、私立高校は約1,300校あります。
アメリカのビザ発給のルールによって、卒業を目的とした高校留学ができるのは、私立高校のみとなります。
「私立高校」というと、日本の私立の学校をイメージする人が多いと思いますが、アメリカの私立高校はそのイメージとは全く違います。
日本の私立高校との一番大きな違いは、どの高校もほぼ「全寮制」という点です。
(中には通学ができる学校もあります。)
全寮制の私立高校のことを「ボーディング・スクール(Boarding School)」と呼びます。
「ボーディング・スクールはどんなところか?」という詳しい内容については、別の記事でご紹介しますが、簡単に言うと、郊外の自然豊かな環境の中にある、比較的小規模な学校が多いです。
先生も衣食住を共にするという学校もあったり、クラスは少人数制で、とてもきめ細やかなサポートを受けられます。
アメリカ人はもちろん、世界中から「アメリカ国内外の大学進学」を目的とした留学生も多く集まり、卒業後の交流(同窓会)も活発に行われます。
「名門」と呼ばれるボーディング・スクールも多く、歴代のアメリカ大統領を排出するような、超エリート高校もあれば、文化・芸術・スポーツに秀でた人材を育てる高校もあるなど、質の良い教育環境が得られるのが最大の特長と言えます。
では、「公立高校」はどうか?というと、アメリカは高校卒業までが義務教育なので、地域に住む高校生であれば、誰でも通えるのが公立高校です。
受験もなければ、偏差値もないので、学校の質は、地域性が大きく影響している印象です。
時々、「アメリカの公立高校だと卒業できないんですか?」という質問も受けるんですが、学生ビザ(F-1)ビザが得られないため、公立高校への留学は認められていません。
但し、この後説明する「交換留学」であれば、1年間という期限付きで、公立高校への留学は可能です。
アメリカの高校を卒業したい人は、「私立高校」という選択肢しかありませんが、そのことが皆さんにとってどう影響するのか?について、お話しますね!
アメリカの卒業留学の場合、公立高校ではなく、私立高校ですから、やっぱり費用はそれなりにかかりますね・・・。
アメリカの私立高校の費用は、学校によって全く違いますが、どれだけ安くても、授業料と滞在費だけで、年間350万円程度はかかります。
学校によっては、年間700万円〜800万円くらいかかる学校もありますね。
こうなってくると、例えば、カナダやニュージーランドの公立高校に3年間通えるくらいの費用になります(汗)。
なぜ、ここまで費用がかかるのか?と言うと、日本と同じで、「学校の運営が税金で賄われていない」という点が1つと、もう1つは、公立高校のように多くの生徒を抱えるのではなく、少人数で質の高い教育をするというポリシーがあるため、1人当たりが負担する費用も割高になるわけです。
1人の先生がサポートする生徒の数は、学費の高い高校では、おおよそ7〜8人程度の学校が多いんですね。
反対に、一般的な公立高校だと、1人の先生に対して20人〜30人ですから、その差は歴然としていますよね。
これは親の立場から見ても、同じ高校留学させるのであれば、価値ある時間を過ごし、多くの学びと経験を得て欲しいと思うので、費用に見合っただけの教育環境が得られるのであれば、「高いとは感じない」という人がいて当然です。
(残念ながら、我が家にはその予算がなく、リサーチし始めてすぐに、選択肢から消えてしまいましたが・・・汗)
お金の話というのは、かなり現実的な話なので、もしこの記事を読んでいるのが中高生の人であれば、よ〜くご両親と相談して欲しいと思います。
「高いから良いとか、安いから悪い」という単純な話ではありません。
その理由を次にお話しますね!
ボーディング・スクールが「少人数で質の高い教育が得られる」というのは、何となく理解してもらえると思うんですが、一方で「だから、どうなの?」という、具体的に「得られるもの」が気になると思います。
結論を言うと、「アメリカの大学進学、特に有名大学を目指す人」なら、ボーディング・スクールが圧倒的に有利です!
日本とは違って、アメリカを含む海外の高校には「偏差値」という考え方はありません。
なので、1回のテストで入試結果の出る日本のような不公平さはありません。
でも、一方で、「高校でどれくらい真剣に学び、どんな結果を出したか?(何を身につけた?)」がとても重要になってきます。
学校の成績はもちろんなんですが、入学のために必要な統一試験であるSATやACTという学力テストのスコアや、自己PRするためのエッセイを書く力が求められます。
こう言うと、「試験結果で判断されるなら、日本と同じでは?」と思う人もいるかも知れませんね。
でも、SATやACTのスコアは、一度限りのテスト結果ではなく、何回か受けるチャンスがあります。
SATとは、「Scholastic Assessment Test」の略で、大学進学希望者が受ける共通試験です。
読解力(Reading)と文章力(Writing)、そして数学(Math)と、オプションで小論文(Essay)の試験科目があります。試験のスコアによる合否判定はありません。SATの点数と学校の成績や、その他の書類を総合して合否決定がなされます。
ACTとは、「American College Test」の略で、SATと同様に、大学進学希望者が受ける学力テストです。必ずしもすべての大学で必要な訳ではありませんが、大学によってスコアの提出が求められます。
試験科目は、英語(English)、読解(Reading)、数学(Math)、理科(Science)という4つがあり、任意で作文(Writing)があります。
留学生が受ける英語力の試験には、TOEFLやIELTSなどがありますが、それと同じで、スコアが絶対的なものではなくて、総合評価の中の1つの項目という位置付けですね。
じゃあ、なぜ公立高校よりも、私立高校の方が有利なのか?という話ですが、答えは簡単です。
公立高校は誰でも行ける学校なので、生徒のレベルもモチベーションも様々で、先生たちも多くの生徒を個別にフォローすることができないんですね。
大学の入学条件は同じであっても、その目標に対して向き合っている学校とそうでない学校の差は、相当大きなものになります。
しかも、アメリカは日本以上に学歴社会で、名門大学では、特定の私立高校からの志願者を多く合格させるということは珍しくありません。
「格差社会の象徴」かも知れませんが、エリート教育に対する取り組み方は、日本とは比べ物になりません。
簡単な例で言えば、「元大統領が通った学校であれば、その子供たちや孫たちも、ほぼ自動的に合格できる」なんていうことは、よく聞く話です。
差別とかではなく、これがエリート教育を重んじるアメリカ社会の一部なんですね。
話は少し逸れましたが、ボーディング・スクールに留学するということは、そうした「格差社会のエリート教育の流れに乗る」ということにもつながっているわけです。
ここまで書くと、「費用が高い」ということの意味や、そのメリットも、少し納得できるんじゃないかと思います。
よく調べていくと、アメリカの私立高校(ボーディング・スクール)の魅力はたくさん発見できます。
では、アメリカの高校に卒業留学するためには、どれくらいの英語力が必要なのでしょうか?
「入学する」という目的のためだけの英語力であれば、各高校が提示している英語力の条件をクリアすれば留学することはできます。
例えば、よく使われている試験としては、TOEFL Juniorがあります。
TOEFL Juniorは中高生向けに作られた、日常的なリスニングとリーディングの技能を測る試験ですね。
一般によく知られているTOEFLとの違いは、TOEFLは大学進学したい留学生向けの試験で、内容や表現も一段と難しい試験になります。
この他、後で説明する交換留学のために使われる「ELTiS」も、一部の私立高校では審査基準として使われていますね。
ただ、普段聞き慣れない試験の名前を聞くと、どのくらいのレベルが必要なのか、ピンと来ませんよね?
英検で言えば、最低でも2級以上。できれば、準1級くらいのレベルがあると良いと思います。
でも、実際には試験のスコアって、あくまで「入学許可が得られるかどうかの目安」であって、大事なのは留学してから本当に必要な英語力ですよね。
留学してから、学校の授業に付いていくだけの英語力という意味で言えば、自分が目にするものや、考えていることをすべて英語で理解したり、発信したりできるようにしておかないと、現地でとても苦労すると思います。
英語力については、よく質問されるんですが、僕がいつもお伝えするのは、
「毎日数時間以上、何らかの形で英語に触れるくらいの情熱がないと、現地に行ってからしんどい思いをするんじゃないかなぁ」ということです。
これは冗談ではなくて、これでも少ないくらいだと思います。
世界中から志のある生徒が集まってくるのが、アメリカのボーディング・スクールです。
「英語を勉強するために留学する」なんて人は、一人もいません。
英語ができるのは当たり前で、その後(つまり、大学進学)のことを考えて、「(英語で)何を学ぶか?」という目的意識のある人との共同生活になるわけです。
「英語を頑張ろう!」なんていう、のんびりした考えじゃなくて、「日本語が必要な時以外は、英語で生活するのは当たり前」という意識が必要なんですね!
ここまで、アメリカの高校を卒業するための基本的なポイントをお伝えして来ましたが、結局のところ、私立高校なので、そのすべてにおいて「学校によって違う」ということを頭に入れておきましょう。
皆さんに最も影響のある話は、やはり入学許可をもらうための基準ですよね!
前述の英語力を証明するための試験スコアも1つですし、今通っている学校の成績も重要です。
面接試験がある学校も多いですね。
新型コロナの影響が出る前は、事前に学校訪問して面接を受ける必要がある高校も多かったですが、最近はオンライン対応でOKな学校も増えているようです。
どの高校で、どんな書類や準備が必要か?というのは、それぞれに条件が違うので、そのリサーチは重要ですね。
これまでの話で、少しハードルが高いような話をしましたが、実際には全米に約1,500校もありますから、皆さん一人一人にピッタリの高校が必ず見つかります。
最初はあまり難しく考えなくても大丈夫です。
時間に余裕があるようであれば、じっくりとリサーチや準備を進めていきましょう。
実はアメリカに高校留学をする人の多くは、1年間の交換留学を選んでいます。
理由は人それぞれですが、
交換留学を選択する一番の理由は、「日本の高校を卒業する予定だけど、あこがれのアメリカで高校生活を過ごしてみたい!」という人が多いことと、前述の私立高校への留学とは違って、「費用が安い」という点に魅力を感じている人が多いのでしょうね。
交換留学制度や、そのメリット・デメリットについては、別の記事で詳しく説明しているので、交換留学制度についてあまりよく知らないという人は、先に読んでみてくださいね。
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今回、ここでお話するのは、特にアメリカにおける交換留学の現実と、ぜひ知っておいて欲しい5つの基礎知識についてお伝えします。
交換留学は費用も比較的安く留学できる手段として、高校生にはとても人気があります。
期間も1年限定なので、できる限り多くの経験がしたい!という志を持ってチャレンジする人が多いのは、とても良いことですよね。
しかし、誰でも気軽に留学できるか?というと、そんなことはありません。
交換留学を扱っているのは「各種留学団体」になりますが、募集定員というのが国によって決まっています。
どの国でも同じように定員があるので、アメリカのように知名度や人気のある国の競争率は高めです。
採用されるためには、英語の試験(ELTiS)をクリアしなければいけなかったり、団体が主催している面接試験や筆記試験なども受ける必要があります。
条件や基準はそれぞれの団体ごとに異なりますが、英語力で言えば、英検2級以上が求められることが多いですね。
でも、他の国と比べると、アメリカの交換留学を扱う団体は比較的多いので、努力すれば「留学できない」ということはないと思います。
但し、団体によって、費用(手数料)が異なるので、その点だけは留意が必要ですね。
詳しい内容は、交換留学制度について詳しく説明した記事を参照してくださいね。
一般的な私費留学(自分で授業料や滞在費も払って行く留学)であれば、留学先の高校では、留学生向けの英語コース(ESLコース)が用意されていますが、交換留学の場合は、そうとは限りません。
交換留学のコンセプトが「異文化交流を目的」としているため、ホストファミリーの住んでいる地域の高校にESLコースがない場合も少なくありません。
となると、完全アウェーな環境で、不足している英語力を補うクラスもない訳ですから、留学当初は相当ハードな時間を過ごすことも心しておかないといけませんよね・・・。
一番大変なのはやはり授業でしょう。
おそらく、英検2級レベルの英語力では、ネイティブの先生の話す内容や、出される課題の意味は、全くと言って良いほど理解ができないと思います(汗)。
身近に相談できる友達がいれば違うのでしょうけれど、いきなり通い始めた高校で、友達がすぐにできる保証はありません。
「何が分からないかも分からない」という状況の中で、心が何度となく折れる瞬間があると思います。
それが留学の醍醐味ではあるんですが、留学生のサポートが一切ない学校に当たると、壁を乗り越えるのも一苦労ですよね。
②とつながっている話になりますが、アメリカ人の国民性として、「自立」と「自己責任」を重んじる価値観があります。
これは友達作りの時に痛いほど感じることですが、アメリカ人は「他人のことに関心を持たない」んですね!
もちろん、自分の利益にかなうのであれば、向こうから寄って来るということはありますが、自分から行動しない相手に対しては、超〜ドライです(汗)。
日本だと、ポツンと1人留学生がいれば、「話しかけてあげよう」なんていう気持ちになる人もいますが、アメリカ人にはそういう発想がありません。
(ちょっと言い過ぎですね。たまにはいます・・・)
つまり、「アメリカは留学生を特別扱いしない国」なんです。
というよりも、留学生に限らず、誰に対しても同じです。
そもそも、多民族国家であり、移民もどんどん増えているという社会的な背景がありますから、一人一人に関心を持つことは不可能なんですね。
日本人のように「こういう状況であれば、大抵の人がこう行動する」というような、「空気を読む」という感覚がほとんどないのがアメリカ人の価値観です。
「私は私。他人は他人。」という区別をはっきりとさせているので、英語がまともに話せないような留学生に興味を持つということは、よほど日本の文化(アニメとかゲームとか)が好きというような人でなければ、あり得ません。
ちょっと脅かすような話をしていますが、これが交換留学なんですね。
「もっと前向きでワクワクするような話はないの?」って言われそうですが、現実をお伝えするのも留学パパの使命だと思っているので、もう少しお付き合いくださいね(笑)。
私立高校への留学と違って、かなりハードな面を取り上げていますが、現実的にあり得る話として、「ホストファミリーや学校が気に入らない」「思っていた留学生活と違う」なんて愚痴を言って、転校したくなる可能性も出て来そうですよね?
もしそんなふうに思い悩んだ場合、一体どうなるのでしょうか?
結論を言うと、交換留学では、自己都合による転校や帰国は認められません。
ルールを大きく逸脱するようなホストファミリーだったり、学校でひどいイジメに遭うなどの被害があれば、当然考慮してもらえますが、自分の一方的な心理的ストレスを理由に、転校するとか帰国することは認められていないんですね。
これはアメリカに限らず、どの国へ交換留学したとしても同じです。
「異文化交流」が目的の留学ですから、「違いを楽しむ」「異なる価値観から何かを学ぶ」ことが、交換留学の価値です。
自分の好き嫌いを押し通すようなことは許されないという話を、事前の説明や面接、さらに渡航前のオリエンテーションで何度も聞かされる内容で、それに納得している前提で採用が決定したわけです。
「自己都合での転校希望は許されないという覚悟」を決めないといけないわけですね!
ちなみに、私費留学であれば、費用は高くなりますが、自己都合での転校は可能です。
アメリカに高校留学を考える人(又はその親御さん)にとって、心配事の1つが「アメリカという国の治安・安全性」です。
欧米英語圏の中で、凶悪犯罪発生率はダントツに高いのがアメリカです。
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ただ、卒業留学をする人の場合、ボーディング・スクールがある場所は郊外か田舎の自然に囲まれたエリアです。
もともと寮生活ということもあって、平日は学校外に出ることはありませんし、週末と言っても街に頻繁に出かけるようなことも少ないので、トラブルに巻き込まれる可能性は本当に低いんですね。
むしろ、日本の都市部に住む高校生の方が、色んな意味で危険な目に遭遇する可能性が高いくらいです。
一方、交換留学の場合、そうした守られたエリアで生活するわけではなく、ホストファミリーが住むエリアの治安が必ずしも良いという保証はありません。
交換留学は「学校もホストファミリーも選べない」というルールがあるので、「治安の良いところに行かせてください」というお願いもできないんですね・・・。
そうなると、確率論の話ですが、何らかのトラブルに巻き込まれる可能性は、交換留学の方が高くなります。
親の立場としても、「子供の安全が一番」と願っていますが、費用の安い交換留学では、留学先は主催する団体の判断に委ねられてしまいます。
まあ団体側もきちんと考えてくれているので、あえて危険なエリアに生徒を送り込むということはありませんが、少し離れたダウンタウンへ遊びに行くというようなことがあれば、そのリスクについては、自己責任ということになります。
「費用の安さ」に気を取られて、安全面のリスクについては、案外見落とされやすいポイントになるので、ぜひ留意してくださいね。
アメリカの高校留学について考え始めた人に、ぜひ知っておいてもらいたい基礎知識についてお話してきました。
現地の高校を卒業したい人には、私立高校(ボーディング・スクール)という選択肢がありますが、費用面や英語力のハードルがありますね。
でも、意識の高い生徒も多く、手厚いサポートもあり、卒業後に多くの道が開けてきそうな可能性を感じます。
費用をできるだけ抑えて、1年限定でアメリカの高校生活を堪能したい人には、交換留学という選択肢があります。
しかし、「費用の安さ」というメリットがある反面、英語力はもちろんのこと、より精神面での強さが求められます。
個人的には「まあ、だからこそ留学する価値がある!」って思えるようであって欲しいと願っています(笑)。
そして、楽しい経験以上に、留学当初の辛い経験って、自分自身をより大きく成長させてくれますし、将来振り返った時の宝物になるんですね!
この記事を読むまでは、アメリカの高校留学に対して、単純に「夢」や「あこがれ」を持っていたという人も、ひょっとしたら「現実って大変なんだぁ」と、少し気持ちが暗くなったかもしれません。
でも、事前に「理想と現実」を少し知ったことで、「もっと調べよう!」とか、「自分は何のために高校留学するのか深く考えよう!」と思う、きっかけにしてもらえたら嬉しいです。
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皆さんの今の気持ち、今の状況、そして今後の夢などを聞かせてくださいね。
一人一人に合った選択肢についえ、一緒に考えていけたらと思います。