「留学と言えばアメリカ」というくらい、アメリカは高校留学先として今も圧倒的な人気があります。
ただし、短期の語学留学と卒業を目指す長期の高校留学では、必要な準備も、かかる費用も、求められる英語力もまったく違います。
ニュースで目にする治安の不安や、物価高・円安による費用面の心配もあって、
本当にアメリカで高校留学させて大丈夫?
どれくらい覚悟しておけばいいの?
と感じているご家庭も多いはずです。
このページでは、そうした不安を抱える中高生と保護者の方に向けて、アメリカの高校留学について「まず全体像として知っておきたいポイント」をギュッと整理しました。
詳しい条件やメリット・デメリットは、個別の記事でじっくり解説していますので、ここで全体像をつかんでから、気になるテーマを順番に読み進めてみてくださいね。
アメリカ高校留学の主な2つのパターン
アメリカの高校留学は、大きく分けると次の2パターンがあります。
① 私立高校への卒業留学(ボーディング・スクールなど)
現地の高校を卒業し、その先のアメリカ・カナダ・日本の大学進学などにつなげたい人向けのパターンです。
学費や寮費を含めた費用は高めですが、進学サポートや学習サポートが充実している学校も多く、「将来の土台をしっかりつくりたい」というご家庭に選ばれています。
② 公立高校への1年交換留学
日本の高校を卒業しつつ、「1年間だけアメリカの高校生活を経験したい」という人に人気のパターンです。
費用は比較的抑えられますが、英語力や精神的なタフさが必要で、「学校やホストファミリーを選べない」「転校が原則認められない」などのルールもあります。
それぞれの特徴や条件、向いているタイプなどは、こちらの記事でくわしく解説しています。
(卒業留学と交換留学の違い、費用・治安・英語力についてまとめた記事)

費用・治安・英語力…アメリカを選ぶときに押さえたい3つの視点
アメリカに高校留学するかどうかを考えるとき、多くのご家庭が特に気にされるのが次の3つです。
1. 費用の全体像と家計とのバランス
アメリカは、英語圏の中でも私立高校(ボーディングスクール)の費用が特に高い国です。
また、円安や物価高の影響もあり、「数年前に聞いた金額」と今の相場が大きくズレているケースも少なくありません。
- 「アメリカだけ」が選択肢なのか
- カナダやニュージーランドなど、他の国と費用を比較した方が良いのか
といった視点も含めて、次の記事で高校留学の費用の全体像を整理しています。
アメリカにこだわる前に、一度「家計とのバランス」から全体を見直すことが、結果的にお子さんにとってベストな選択につながることも多いです。
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2. アメリカという国の治安と安全性
「アメリカの治安が心配で…」という保護者の声は、本当に多くいただきます。
確かに、欧米英語圏の中でも、アメリカは凶悪犯罪の発生率が高い国です。
一方で、
ボーディングスクールの多くは郊外や自然の多いエリアにあり、寮生活中心のため、トラブルに巻き込まれるリスクは比較的低い
という現実もあります。
逆に、交換留学では、
- ホストファミリーの住む地域の治安が必ずしも良いとは限らないこと
- 学校や地域を自分で選べないこと
から、危険な場所に近づかないための自己管理がより重要になります。
治安や安全性については、次の記事でより詳しく整理しています。
加えて、公的な情報としては、在日米国大使館の高校留学ガイドも参考になります。
▶︎ 外務省「海外安全ホームページ」
▶︎ 外務省「海外安全虎の巻(海外旅行のトラブル回避マニュアル)」
3. 必要な英語力と「心の準備」
アメリカの高校留学では、「英語力が伸びるかどうか」以前に、スタート地点で“ある程度の英語力”と挫折しても立ち上がるための“心の筋力”が求められます。
特に交換留学では、ESLコースがない高校に通う可能性もあり、ネイティブの授業についていくのは、英検2級レベルでもかなりハードです。
- どれくらいの英語力を目安にすれば良いのか
- 日本にいる間に、どんな準備をしておくべきか
といった点は、以下の記事と動画でくわしく解説しています。
どんな人にアメリカ高校留学が向いている?
同じ「アメリカ高校留学」といっても、向いているタイプはさまざまです。
- ボーディングスクール型(卒業留学)が向いていそうな人
- 英語で学ぶ大学進学も視野に入れている
- 寮生活でじっくり勉強と課外活動に打ち込みたい
- 学費は高くても、その分しっかりとしたサポートを受けたい
- 交換留学(1年)が向いていそうな人
- 日本の高校を卒業したうえで、1年間だけアメリカの高校生活を味わいたい
- 多少のハードさも含めて、「異文化の中に飛び込む経験」をしたい
- ある程度の英語力と、挑戦・失敗を前向きに受け止められるメンタルがある
「どちらが正解」ということはありません。
大切なのは、お子さん本人の性格・将来のイメージ・家計の状況などを総合して、「うちの子にとって、どの選択が一番納得感があるか?」を一緒に考えていくことだと、留学パパは考えています。
もっと深く知りたい人へ:次の一歩3つ
アメリカの高校留学について、
全体像はなんとなく分かった。でも、うちはどう考えたら良いんだろう?
と感じた方は、次の3つのステップがおすすめです。
③ LINEで無料相談して、我が家の「現実的な選択肢」を整理する
LINE@で留学パパ&エリンに無料相談する
「アメリカにこだわるべき?」
「他の国の方が合っている?」
「うちの家計で現実的なプランは?」
など、ネット検索だけでは見えにくい部分は、ぜひLINE@で、今の状況や不安をそのまま聞かせてください。
個別のご事情をうかがった上で、
- 国選び
- 留学の種類(卒業・交換・短期 etc.)
- 準備スケジュール
などを一緒に整理していきましょう。

最後に…
アメリカの高校留学は、費用も、準備の大変さも、小さくはありません。
だからこそ、
「なんとなくの憧れ」だけで決めるのではなく、メリットもリスクも含めて、納得できるかどうかが一番大切だと感じています。
このページや関連リンクが、「アメリカ高校留学って実際どうなんだろう?」と考え始めたご家族にとって、最初の一歩を踏み出すための地図になればうれしいです。
気になるところからで構いませんので、ぜひ関連ページや動画も、続けてチェックしてみてくださいね。









