この記事を書いた「留学パパ」はこんな人です。

15歳で、一人で海外なんて。本当に大丈夫なんでしょうか?
朝も自分で起きられないのに、向こうで生活なんてできるのかな…
子どもの高校留学を考え始めた保護者の方から、とても多くいただく相談です。
日本では、中高生は「未成年」。
衣食住から学校生活、習い事まで、大人が経済的にも精神的にも支えるのが当たり前ですよね。
目の届くところで、手塩にかけて育ててきたわが子です。
いきなり一人で海外へ、と聞けば、心配になるのは当然です。
先に、結論をお伝えしますね。
未成年でも、親元を離れた海外生活はできます。そのために必要なのは、たった2つ。子どもに「どこまでやれるか試してみたい」とワクワクする気持ちがあること。そして親に「いつか自立するのだから、子どもの気持ちを尊重して見守ろう」という覚悟があることです。
まずは、親の心配を整理するところから始めましょう。

親の心配は、3つに分けられる
「本当に大丈夫?」という心配は、大きく分けると、この3つになります。
1 親の目がないと、勉強や寝起きなど、時間や生活の管理ができないのでは?
2 家族がいない慣れない海外で、ホームシックなど心が不安定になるのでは?
3 日本のように安全な国ばかりではないので、治安が心配
「そうですよね〜」と、うなずきたくなることばかりですよね(笑)
どれも、親として当たり前の気持ちです。
そして、どれにも考え方と備え方があります。
ひとつずつ、くわしく書いた記事があるので、気になるところから読んでみてください。
あわせて読みたい
お金や生活の管理と、心の波については、こちらに書いています。
「一人」だけど、「独り」ではありません
親元を離れるといっても、子どもは海外で、ひとりぼっちになるわけではありません。
現地には、留学生を支える大人が、何人もいます。
ホストファミリー
毎日の生活をともにする、いちばん身近な大人です。
留学生コーディネーター
学校で、留学生の生活や困りごとの相談にのってくれる先生です。
ESLの先生
英語のサポートをしてくれる先生です。
留学生にとって、いちばん信頼できる先生になることが多いんです。
スクール・カウンセラー
勉強のこと、進路のこと、心のことを相談できる人です。
ホームステイ・コーディネーター
ホストファミリーとの関係で困ったときに、間に入ってくれる人です。
教育委員会の留学生オフィス
未成年の留学生を、現地で見守る役目を担っています。
そして、日本と現地の間に立って伴走するのが、エージェントです。
留学生活でいちばん大事なのは、親以外の人を頼ることです。
現地の生活を分かっている大人たちに、自分から「助けて」と言えること。
それが、未成年の留学生を守る、いちばんの力になります。
15歳のエリンも、一人で飛び立ちました
娘のエリンは、中学を卒業して、15歳で一人でカナダへ渡りました。
留学を決めるまでは、英語にも海外にも、まったく興味のない、普通の中学生でした。
最初は英語が話せず、泣いて電話をかけてきたことも、何度もあります。
でも、3年間で何度涙を流しても、「日本に帰りたい」とは、一度も言いませんでした。
15歳で、一人で海外に飛び出し、
そこで生活している。それだけで、相当すごい。
カナダへ飛び立った日の気持ちを、エリン自身が話している動画があります。
親御さんに、2つの問いを投げかけさせてください
ここで、保護者の方に考えてみてほしい問いがあります。
1つ目。
これまでの人生で、お子さんが家族から離れたとき、身の回りのことや時間の管理ができずに困ったり、心が不安定になったり、危ない目にあったりしたことはありますか?
修学旅行や、部活の合宿を思い出してみてください。
意外と、ちゃんとやれていませんでしたか?
2つ目。
もし、あなたの親が、さっきの3つの心配を理由に、あなたがやりたいと思っていることを応援してくれなかったら、どう感じますか?
新しいチャレンジを、諦められますか?
子どもが一番つらいのは、失敗することより、
大事な人から信じてもらえないこと。
逆に、大事な人から信じてもらえることは、子どもにとって一番の幸せです。
それが安心の土台になり、自分の道を切り開く自信と、自立を支えてくれます。
子どもに必要なこと、親に必要なこと
未成年の中高生が、親元を離れて海外で生活できるかどうか。
それを決めるのは、年齢ではありません。
子どもに必要なこと
不安よりも、「自分がどこまでやれるか、チャレンジしてみたい」とワクワクする気持ち。
本気で頑張りたいと思うことは、留学に限らず、どんなことでも実現できます。
まずは、それを自分で信じることから。
親に必要なこと
「いつか親元を離れて自立するのだから、子どもの気持ちを尊重して、成長を見守ろう」という覚悟。
留学中に親がすべきことは、子どもの話を受け止めること。
それだけです。
もちろん、「留学しない」という選択も、あって当然です。
でも、「未成年だから」「親元を離れるのが心配だから」ということだけが、挑戦しない(させない)理由だとしたら。
本当は広がるはずだった可能性も、得られるはずだった経験や成長も、手放すことになります。
もったいないなぁと思うのは、僕だけでしょうか?
あわせて読みたい
「行かせた方がいいのは分かっているけれど、寂しい」。そんな親自身の気持ちとの付き合い方は、こちらに書いています。
まとめ:未成年の留学を支えるのは、信じること
- 未成年でも、親元を離れた海外生活はできる
- 親の心配は「生活の管理」「心」「治安」の3つ。どれにも考え方と備え方がある
- 現地には、ホストファミリー、留学生コーディネーター、ESLの先生など、支えてくれる大人が何人もいる
- 留学生活でいちばん大事なのは、親以外の人を頼ること
- 子どもが一番つらいのは、大事な人から信じてもらえないこと
- 子どもに必要なのは「やってみたい」というワクワク。親に必要なのは「見守る」覚悟
- 「未成年だから」だけを理由に、可能性を手放さない
「うちの子に、一人で生活する力があるのか分からない」
「どこまで準備すれば、安心して送り出せる?」
そんなときも、一人で抱え込まずに、気軽に相談してください。
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