高校留学のお小遣いはいくら?使いすぎを防ぐ渡し方と「子どもとの3つの約束」

高校留学のお小遣い いくら渡す?どう管理する?

この記事を書いた「留学パパ」はこんな人です。

留学パパとはこんな人

留学中のお小遣いって、毎月いくら渡せばいいの?

友達付き合いで、どんどん使ってしまわないか心配…

現金で持たせる?カードにする?

学費や滞在費の計算はしても、お小遣いは「行ってみないと分からない」まま、という方も多いと思います。

先に、結論をお伝えします。

お小遣いの目安は、月3万〜5万円くらいです(現地の交通費やスマホ代を含めて)。そして大事なのは金額より、出発前に親子で「約束」を決めておくことです。

この記事では、お小遣いの目安、渡し方と管理の仕方、使いすぎを防ぐための「子どもとの3つの約束」、そしてエリンが留学中にやっていた「お金を使わない工夫」をお伝えします。

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留学中のお小遣いは、いくらくらい?

月3万〜5万円くらいが目安です。現地の交通費やスマホの通信費も、ここに含めて考えます。

これは、僕がこれまでたくさんのご家庭を見てきた感覚の数字です。

娘のエリンは、月3万円くらいでした。

ホームステイなら、朝・昼・夜の食事や住む場所の費用は、滞在費に含まれています。

お小遣いで出ていくのは、次のようなものです。

✔ 学校への通学のバス代など(定期券を含む)

✔ スマホの通信費

✔ 放課後や週末に、友達と出かけるときのお金(カフェ、映画、外食など)

✔ 文房具や日用品、服などの買い物

どれくらい使うかは、住む場所でも大きく変わります。

街の中心に近い地域

毎日バスに乗り、週末も出かけるなら、スマホ代と交通費だけで月1万円はかかります。外食すれば1回2,000〜3,000円、アクティビティに行けば1日で5,000円ということもあります。

郊外の地域

バスなどがあまりなく、ホストファミリーに車で送ってもらう地域なら、交通費はほとんどかかりません。

円安と物価高で、海外の物価は日本の感覚よりかなり高くなっています。

友達とハンバーガーを食べて映画を見るだけで、数千円かかることもあります。

日本の感覚で「月1〜2万円」にすると、足りなくなることが多いです。

学校の授業や活動でかかる費用は、お小遣いとは別に考えてください。選択科目の材料費、部活の遠征、学校が企画する旅行など、学校によって、また本人が何を選ぶかによって、大きく変わります。こうした費用は、その都度、親子で相談します。

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お小遣いは、どうやって渡す?

3か月や半年ごとに予算の上限を決めて、銀行に入金しておく方法がおすすめです。カードは、親も明細を見られるデビットカードにします。

渡し方は、ご家庭によって考え方がそれぞれです。

そのうえで、僕がおすすめしているのは、1か月ごとではなく、3か月や半年といった長めの単位で予算を決める方法です。

長めの単位にすると、子ども自身が「この期間をこの金額でやりくりする」と考えるようになります。

毎月「足りない」と言われて、そのたびに足すこともなくなります。

デビットカードを使う

使った分だけ、口座からすぐに引き落とされます。持っている以上は使えないので、使いすぎの歯止めになります。

明細が親にも届く

何に、いつ、いくら使ったかが、親にも分かります。使いすぎていれば、早めに「ちょっと使いすぎじゃない?」と声をかけられます。

現金はほとんど使わない

今の海外は、ほぼ電子決済です。カードやスマホで支払うのが当たり前で、留学生の中には「現地の現金を見たことがない」という子も少なくありません。現金をたくさん持たせるより、ずっと安全です。

使いすぎを防ぐ「子どもとの3つの約束」

金額を決めるより大切なのは、出発前に、親子で約束を決めておくことです。僕がおすすめしている約束は、次の3つです。

約束① 予算を決めて、それ以上は渡さない

3か月や半年の予算を決めたら、それ以上は渡しません。ただし、学校の授業や活動でかかる費用は別です。それは、その都度相談します。本当に必要なものがあるときは、「こういう理由で、これだけ必要」と子どもから交渉するのは、ありです。

約束② お金を使わないと仲良くなれない友達とは、一線を引く

実は、現地の子たちは、そんなにお金を使いません。たくさん使うのは留学生、特に短期で来ていて「観光気分で楽しんで帰るぞ」という子たちです。お金でつながる関係は、留学の目的とは別のものです。

約束③ 「うちはもう、これだけ投資している」と正直に伝える

学費や滞在費で、すでに相当な金額をかけていること。だから、それ以上は出せないこと。最初に正直に伝えます。

約束③は、実際に家計に余裕があったとしても、そう伝えたほうがいいと僕は考えています。

「頼めば、また出してもらえる」と思っているかどうかで、子どもの自制心は大きく変わるからです。

エリンは留学中、「今まででもこんなに払ってもらっているのに、これ以上お金をくださいって言っていいのかな」と感じていたそうです。

我が家の場合、これが「いい意味の洗脳」になっていたのかもしれません(笑)

約束②も、大事なポイントです。

友達の誘いを断るのは、子どもにとって勇気がいることです。

でも、「お金を使わないと一緒にいられない」相手と、無理に付き合う必要はありません。

お金のやりくりも、留学で身につける「自立」の一つ。

親が先回りして、足りなくなる前に足してあげる。

そうすると、子どもは「やりくりする」経験をしないまま、留学を終えることになります。

限られた予算の中で、何に使い、何をあきらめるか。

それを自分で決めることも、親元を離れて暮らす大切な練習です。

エリンがやっていた、お金を使わない工夫

お金を使わなくても、楽しみ方はいくらでもあります。エリンが留学中に実際にやっていたことを紹介します。

エリンは留学中、「限られたお金でやりくりする」と決めて渡航しました。

そこで、いろいろな工夫をしていました。

① 誘われたら、まず「どこに行くか」と「いくらかかるか」を聞く

テーマパークのように、入場料だけで4,000円かかるような場所なら、「まだ来年も機会があるから、また次にするね」と断ることもありました。

② 行きたい気持ちは大事にして、お金を使うところだけ抜ける

留学して3か月ほどのころ、帰国する友達とみんなで映画を見に行くことになりました。エリンは、映画館の前まで一緒に行き、映画のあいだは隣のカフェ(ティムホートンズ)で、ドーナツ1個(200円くらい)を頼んで勉強しながら待ちました。そして、最後のごはんは一緒に食べました。まだ英語の映画を楽しめる自信がなかったので、そこに1,500円は払えない、と判断したそうです。

③ お昼は、ホストファミリーのものか、自分で作ったもの

エリンは「お昼は絶対にホストから」と決めていました。学食で自分のお金を払ったのは、3年間の最後のころが初めてです。料理のクラスで作ったものや、ボランティアで手伝ったときの残りものをもらって、お昼にすることもありました。その料理のクラスは、定員がいっぱいだったのを、エリンが自分から先生にお願いして入れてもらったクラスです。好きなことに使った勇気が、そのままお昼ごはんになっていました(笑)友達に「スタバでお昼にしよう」と誘われても、一緒に行って、自分は持ってきたお昼を食べていました。

④ 現地の子と仲良くなる

留学生は、滞在期間が短いので、ハロウィンもクリスマスも「全部やりたい」と、毎週末のように出かけます。一緒にいれば、必然的にお金を使います。一方で、現地の子にとってはそこが日常です。放課後は家でテレビを見たり、しゃべったり、男の子ならジムに行ったり。お金を使わない過ごし方が普通です。エリンも2年目、3年目は現地の子と過ごすことが多くなり、ふだんはほとんどお金を使わなくなりました。英語も伸びます。

外食したのは、ときどき夕ごはんに行く3,000〜4,000円くらいのときだけ。

それも数えるほどで、学年が上がると宿題が多すぎて、出かける暇もなかったそうです。

エリンが自分の中で意識していたのは、こういうことでした。

お金を使ってどこかに行ったから、友達との関係が深まるわけじゃない。

何を話すか、どう一緒に過ごすか。

友達との関係は、そこで深まっていきます。

日本でやっていたことを、そのまま海外でもやろうとすると、お金はいくらでもかかります。

でも、せっかく海外に行くのなら、日本ではできないことをすればいい。

お金を使わなくても、どんな楽しみ方ができるか。

その視点で過ごすことも、留学で得られる経験の一つです。

この話は、Podcast「高校留学.fm」の第30回「高校留学で使うおこづかいはいくら?節約のコツも教えます!」(2023年12月19日)で、エリンと話しています。

出発前に、親子で話しておきたいこと

金額・渡し方・約束の3つを、子どもが納得するまで話しておきます。

1 3か月(または半年)でいくらにするか

2 どのカードを使い、明細を親が見ることを、子どもも分かっているか

3 学校の活動などで予算を超えそうなときは、どうやって相談するか

4 「子どもとの3つの約束」を、子ども自身の言葉で言えるか

親から一方的に決めて渡すのではなく、子どもが「自分で決めたルール」として納得していること。

それが、現地での気のゆるみを防ぐ、いちばんのお守りになります。

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まとめ:お小遣いは「金額」より「約束」

  • お小遣いの目安は月3万〜5万円くらい(現地の交通費・スマホ代を含む)。エリンは月3万円くらい
  • 学校の授業や活動の費用は別に考え、その都度相談する
  • 3か月や半年ごとに予算の上限を決めて入金し、親も明細を見られるデビットカードを使う
  • 海外はほぼ電子決済。現金はほとんど使わない
  • 約束① 予算以上は渡さない ② お金でつながる友達とは一線を引く ③「もう相当投資している」と正直に伝える
  • お金を使わなくても、楽しみ方はいくらでもある。お金で友達との関係が深まるわけではない

「うちの子の行き先だと、お小遣いはどれくらい?」

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