この記事を書いた「留学パパ」はこんな人です。

あれも、これも、念のために持たせたい…
スーツケース2つに、とても入りきらない。
何を持たせておけば、向こうで困らないの?
出発が近づくと、リビングに広げたスーツケースの前で、親子で固まってしまう。
高校留学の「あるある」です。
先に、結論をお伝えします。
持ち物は、最低限で大丈夫です。日常生活に必要なものは、ほとんど現地で買えます。そして、荷造りは子ども本人がします。
この記事では、日本から持っていくもの、現地で買えばいいもの、そして荷造りで親が手を出したくなったときの考え方をお伝えします。

持ち物は、どれくらい持っていけばいい?
スーツケースに入る分だけ。足りないものは現地で買う、と割り切るのがいちばんです。
預けられる荷物は、23kgのスーツケース2個までのことが多いです。
ただ、航空会社や航空券の種類によって違うので、必ず事前に確かめてください。
普段着と下着は、1週間〜10日分あれば十分です。
現地の高校生は同じ服をよく着回しますし、ホストファミリーの家での洗濯も「週1回」が一般的です。
今持っている服で、たいてい足ります。
「とりあえず持っていって、足りない分はあとで日本から送ろう」。
親御さんからよく聞く言葉ですが、ここに落とし穴があります。
日本から海外への荷物は、重さで送料が一気に上がります。
中身の値段より、送料のほうが高くなることもあります。
後から送るより、現地で買うほうが安く済むことがほとんどです。
重いもの・かさばるものは、現地で買う。
日本から必ず持っていくものは?
現地で代わりがきかないもの、なくなると生活が止まるものです。
パスポートと、ビザの書類
これがないと、入国もできません。手荷物に入れて、自分で持ちます。
カード
親も明細を見られるデビットカードなどが便利です。現金をたくさん持たせるより安全です。
飲み慣れた薬・のど飴・コンタクト
現地の薬は体質に合わなかったり、強すぎたりすることがあります。飲み慣れた薬は日本から。海外は乾燥していて喉を痛めやすいので、龍角散などののど飴も役に立ちます。コンタクトは、長めの期間の分を処方してもらうか、現地で買う方法を調べておきます。
スマホ(SIMロックを解除したもの)
日本で、現地で使えるSIMやeSIMを用意しておくと、着いた日から連絡が取れます。
ノートパソコン
課題や調べ物に欠かせません。使い慣れたもので大丈夫です。ただし、学校によっては機種の指定や持ち込みのルールがあります。Officeは学校のアカウントで使えることも多いので、買う前に学校に確かめてください。
電子辞書
授業中はスマホを使えない学校もあります。ネットがない場所でもすぐ調べられますし、「なにこれ!」と友達との話のきっかけにもなります。
持っていくと、助かるものは?
軽くてかさばらないのに、現地では手に入りにくい(または高い・品質が低い)ものです。
洗濯ネット(サイズ違いで何枚か)
【いちばんのおすすめ】海外の洗濯機や乾燥機はパワフルで、服がすぐ傷みます。お気に入りの服や下着、モコモコの靴下を守ってくれます。
マスキングテープ
ホストファミリーの家の壁に、画びょうで穴をあけるのはトラブルのもと。ポスターやメモを貼るのに使えます。100円ショップのかわいい柄は、プレゼントにも喜ばれます。
小さな文房具(ハサミ・修正テープ・ホッチキス)
日本の文房具は、品質がまったく違います。筆箱に入る小さいものが便利です。ハサミなどの刃物は、必ずスーツケースに入れて預けてください。
小さな裁縫セット
ボタンが取れたときや、ハロウィンなど学校のイベントで衣装を手縫いするときに活躍します。
ポケットティッシュ
海外ではあまり売っていなくて、あっても割高です。スーツケースのすき間に入れておきましょう。
圧縮袋
かさばる服やタオルを小さくまとめられます。パッキングの救世主です。
100円ショップのギフトバッグ
海外はラッピングの小袋が高く、300〜400円することも。お菓子をちょっと渡すときに重宝します。
下着は、お気に入りがあれば持っていけばいいと思います。
もう一つ、寒い地域に行く人は、ヒートテックのような薄手の防寒インナーです。
現地で買うと、日本よりかなり高くなります。
まずはスーツケースに入る分だけ持っていき、本格的な冬の前に、日本のお菓子などと一緒にまとめて送ってもらうのがおすすめです。
現地で買えばいいものは?
重いもの、かさばるもの、毎日使って減っていくものです。
✕ シャンプーやボディソープなどの液体(重くて、すぐに重量オーバーになる)
✕ ノートなどの紙類(持っていくのは2〜3冊まで。現地で数ドルで買える)
✕ 厚手のコートやダウン(持っていなければ、日本で買わずに現地の気候に合うものを)
✕ 電卓(数学のテストで使うが、現地の授業に合うものを現地で買うのがスムーズ)
✕ パーティーなどで着るフォーマルな服
✕ みそやしょうゆなどの調味料(現地のアジア系スーパーで買える)
冬服のように大きいものは、現地で買うのがおすすめです。
もちろん、渡航する季節によります。
冬に出発するなら、最初から着ていけばいいですね。
日本の食材も、たいていの地域にはアジア系のスーパーがあって、お米やしょうゆ、カレールーなどは普通に買えます。
少し割高ですが、重い液体を日本から運ぶより、結果的に安く済みます。
日本から持っていくなら、粉末スープのような「乾燥していて軽いもの」にしましょう。
「これがないと困る」は、人によって違う
困るのは「物がないこと」より、「いつものお気に入りがないこと」のストレスです。
海外でも、生活に必要なものはちゃんと買えます。
でも、「このシャンプーじゃないと髪がきしむ」「この保湿クリームだけは手放せない」というものは、人によって違いますよね。
英語の授業、ホストファミリーとの生活、毎日が緊張の連続です。
そこに小さな不便が毎日重なると、気づかないうちに心が削られていきます。
だから荷造りの前に、本人に考えてもらいたいことがあります。
あなたにとって、「これだけは手元にないと困る」ものは何ですか?
それが数個見えてくれば、残りの荷造りは驚くほどスムーズに進みます。
そして、「最悪これさえあれば大丈夫」という自信にもなります。
1 日本から持っていく(スーツケースの場所をしっかり使う)
2 現地で探す(地図アプリで「住む地域+Asian market」と調べておく)
3 困ったときの相談先を決めておく(ホストファミリーに頼む、家族に送ってもらう、など)
お土産は、何を持っていけばいい?
飾るものより、使えるもの、食べてなくなるものが喜ばれます。
いちばんは、小分けのお菓子です。
果汁グミやハイチュウは大人気です。
チョコレートは、溶けることがあるので避けましょう。
ホストファミリーに日本食を作るなら、粉末のだしの素が活躍します。
箱から出してジッパー付きの袋に入れれば、まったくかさばりません。
日本の爪切りのように、品質の良さがすぐ伝わる小物も喜ばれます。
一方で、扇子などの置物や、日本の地名が入ったお土産のお菓子は、その「ご当地感」が伝わりにくいことがあります。
エリンが実際に試したお土産の話は、YouTubeで紹介しています。
✔ 「【海外の高校生に日本のお菓子は人気!?】高校留学のお土産に喜ばれるのはどれ?「Part 1」 No.202」(2021年2月19日公開)
✔ 「【海外では好まれない〇〇】高校留学のお土産で持っていくべきお菓子は?「Part 2」 No.463」(2025年1月7日公開)
荷造りは、誰がする?
子ども本人です。親は、気になることを伝えたり、買い物に付き合ったりはしても、何を入れるかは本人が決めます。
エリンのときは、留学ママが手伝いました。
留学ママは自分も留学経験があって、旅にも慣れています。
だから、気になることは伝えて、買い物にも付き合っていたようです。
僕はというと、まったく関わっていません(笑)
なぜ、本人に任せたほうがいいのでしょうか。
自分で詰めた荷物は、何がどこにあるか、自分で分かっています。
足りないものに気づいたら、自分で買いに行けばいい。
それが、現地で最初にする「自立」なんです。
最悪、パスポートとカードさえあれば、ほとんどのものは現地でそろいます。
忘れ物をして困るのも、実は大事な経験です。
一方で、親がやりがちなこともあります。
✕ 「足りなかったら困るから」と、重い日用品を詰め込む
✕ 「あとで送ればいい」と考えて、何でも後回しにする
✕ 子どもが決めた荷物を、親の判断で入れ替える
どれも、子どもを思う気持ちから出てくることです。
でも、親が準備を全部してしまうと、子どもは「自分の荷物」を知らないまま出発することになります。
親は「詰める人」ではなく、「聞かれたら答える人」に。
あわせて読みたい
英語の準備でも、親が口を出したくなる場面はたくさんあります。子どもが動かないときに親ができることは、こちらで書いています。
エリンの持ち物を、動画で見る
エリンが実際に何を持っていったかは、YouTubeでくわしく話しています。
✔ 「初めての高校留学「渡航する時に持っていくべきもの」をすべてまとめました![#139]」(2020年7月15日公開)
✔ 「留学娘のエリンがカナダ高校留学出発前のパッキング(荷造り)についてお話します![#152]」(2020年9月5日公開)
✔ 「高校留学には何を持って行ったら良いの?スーツケースの中身をご紹介します![#238]」(2021年9月6日公開)
持っていくもの・現地で買うものを、理由まで書いたチェックリスト「失敗しない!高校留学パッキング完全ガイド」も作りました。
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持ち物の次に決めておきたいのが、お小遣いです。いくら、どうやって渡すか、そして使いすぎを防ぐ「子どもとの3つの約束」は、こちらにまとめています。
まとめ:荷物は最低限、荷造りは本人に
- 持ち物はスーツケースに入る分だけ。足りないものは現地で買う
- 後から日本から送るより、現地で買うほうが安く済むことがほとんど
- 日本から持っていくのは、パスポート・カード・薬・スマホ・パソコン・電子辞書など、代わりがきかないもの
- 洗濯ネット、マスキングテープ、小さな文房具、裁縫セット、ポケットティッシュ、圧縮袋は、持っていくと助かる
- 「これがないと困る」は人によって違う。本人に考えてもらう
- 荷造りは子ども本人がする。親は「聞かれたら答える人」に
「うちの子の行き先だと、何を持たせればいい?」
「荷造りに、つい口を出してしまう…」
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