この記事を書いた「留学パパ」はこんな人です。

海外には、大麻が合法の国もあるって聞いたけど…
目の届かないところで、悪い遊びに誘われたらどうしよう。
親元を離れて、自由になる環境。
周りに流されて、間違いを犯してしまわないだろうか。
保護者の方から、とても多く届く心配の一つです。
先に、結論をお伝えしますね。
周りに使っている人がいても、関わらなければ、留学生が直接危ない目にあうことはほとんどありません。
本当に気をつけたいのは、ドラッグそのものより「人間関係」です。
仲良くしてくれる友達の誘い、その場のノリ、そして「その場にいただけ」でも処分を受けることがある、という落とし穴。
そして、いちばんの防波堤は「自分は何のために留学したのか」という目的意識です。

海外の中高生のまわりにあるもの
最近は日本でも、10代〜20代の大麻の使用や、市販薬の飲みすぎ(オーバードーズ)が深刻な問題になっていますよね。
アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドといった英語圏の国々で、中高生のあいだで共通して問題になっているのは、主にこの4つです。
✔ 大麻
✔ 電子タバコ
✔ アルコール(お酒)
✔ 吸引系の薬物
どの国でも、未成年の使用は法律で禁止されています。
ただ、大人が使うのは合法という国や地域もあるので、手に入れること自体は比較的かんたんです。
とくに電子タバコは手軽に持ち歩けるので、ごく一部ですが、学校に持ってきて校内で吸う生徒もいます。
こう聞くと、「やっぱり海外は危ない」と感じるかもしれません。
でも、使っている人がいるからといって、留学生が何か直接的な危害を受けることはありません。
日本でも、近くでタバコを吸っている人がいるからといって、必ずトラブルに巻き込まれるわけではないですよね。
関わらなければ、ほとんど問題はないんです。
ただし、自分が使ってしまえば、退学(強制帰国)など重い処分になります。
ここだけは、絶対に手を出してはいけません。
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本当の落とし穴は「人間関係」
では、本質的には何が問題なのでしょうか。
実は、未成年が違法行為に手を出してしまう原因のほとんどは、「人間関係」なんです。
少し、想像してみてください。
英語も思うように話せず、なかなか友達ができなくて悩んでいるとき。
いつも親切にしてくれる友達が、何人かいるとします。
その友達が、ときどき電子タバコを吸ったり、学校の外でお酒を飲んだりしていたら。
あなたは、その友達のことを「悪い人」と思えるでしょうか?
「タバコを吸うなら、もう友達じゃない」
とは、なかなか言えないと思います。
これは大人でも同じです。
考え方が一つ違うからといって、縁を切ったりはしませんよね。
その一点をのぞけば、人として素晴らしい人もいます。
でも、留学生にとっての落とし穴は、まさにそこにあるんです。
「周りがみんなやっている」は、だんだん「やってもいい理由」になる
中高生にとって、友達からの無言の圧力は、親や先生の言葉の何倍もの力があると言われています。
「自分はやらないから大丈夫」と思っていても、いつも一緒にいれば、
「みんなやっている」という事実が、時間とともに「やってもいい理由」に変わっていくことがあります。
感覚が、少しずつ麻痺してくるんですね。
問題が起きるのは、たいてい学校の外。
友達の家に遊びに行ったときや、
誘われたパーティーに行った先です。
「その場にいただけ」で処分されることもある
パーティーそのものが悪いわけではありません。
でも、行ってみると、お酒やタバコ、ドラッグを使っている人がいることがあります。
そこで、その場のノリで、なんとなく口にしてしまったお酒やタバコ。
当然、アウトです。
そして、もっと知っておいてほしいのは、
自分は何もしていなくても、誰かの通報で調べられたときに「その場にいた」というだけで、同じように処分を受けることがあるということです。
あとから「自分はやっていません」と言っても、通じないケースが多いんです。
不安にさせたくてお話ししているわけではありません。
僕の経験では、こうしたことが起きるのは100人に1人いるかどうか、という話です。
それでも、いつも自分のこととして意識しておいてほしいんです。
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いちばんの防波堤は「何のために留学したのか」
では、どうすれば巻き込まれずにすむのか。
答えはシンプルです。
目の前の人間関係よりも、「自分は何のために留学したのか」という目的を大事にすること。
海外では、「嫌なものは嫌」と言っても大丈夫
海外の人たちは、日本人どうしの付き合い方とは違って、嫌なものは嫌とはっきり伝えます。
だから、こちらがはっきり断っても、変な目で見られることはありません。
「あなたは、そう考える人なんだね」と受け止めてくれるだけです。
無理やりやらされることも、ほとんどありません。
No, thanks. I don’t do that.
それだけで、十分なんです。
もちろん、はっきり伝えれば、合う・合わないもはっきりします。
結果として、離れていく人もいるでしょう。
でもそれは、自分を曲げなかったというだけのことです。
誰かに合わせて自分の目的を手放すより、ずっと大切なことなんです。
保護者の方へ:出発前に、親子で話しておきたいこと
目の届かない場所だからこそ、親にできることは、出発前に集中しています。
1 「何のために行くのか」を、本人の言葉で聞いておく
誘われたとき、最後に踏みとどまらせてくれるのは、自分で決めた目的です。親が決めた目的では、防波堤になりません。
2 「手を出せば、退学(強制帰国)など重い処分になる」という現実を、一緒に確かめておく
脅すためではなく、学校のルールとして事実を知っておくためです。
3 「困ったら、まず誰に言うか」を決めておく
ホストファミリー、学校の留学生担当の先生(コーディネーター)、エージェントの担当者。気まずいことほど、早く相談できる相手を決めておきましょう。
そして、もし留学中に子どもから「実は、こんなことがあって…」と打ち明けられたら。
まずは、叱る前に、話してくれたことを受け止めてください。
打ち明けられる関係があること自体が、子どもを守るいちばんの力になります。
まとめ:怖がりすぎず、「目的」を持って行く
- 英語圏の中高生のまわりで問題になるのは、大麻・電子タバコ・お酒・吸引系の薬物
- 周りに使う人がいても、関わらなければ直接危ない目にあうことはほとんどない
- 自分が使えば、退学(強制帰国)など重い処分になる
- 本当の落とし穴は人間関係。「みんなやっている」が「やってもいい理由」に変わっていく
- パーティーなどで「その場にいただけ」で処分されることもある
- いちばんの防波堤は「何のために留学したのか」。海外では「嫌なものは嫌」と言っていい
「うちの子は、誘われたときにはっきり断れるかな?」
「出発前に、親子でどんな話をしておけばいい?」
そんな不安があれば、一人で抱え込まずに、気軽に相談してください。
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