高校留学は意味ない?デメリットや失敗の本当と、夢や目的がなくても将来につながる理由

高校留学に意味がないと迷っている人へ

この記事を書いた「留学パパ」はこんな人です。

留学パパとはこんな人

「高校留学なんて、意味ないんじゃない?」

お金も時間もかかるのに、デメリットのほうが大きい気がする…

やりたいことも、将来の夢もない。

こんな自分が留学しても、意味ないかな…

ネットで「高校留学」と調べると、「意味ない」「失敗した」「後悔した」という言葉がたくさん出てきます。

不安になりますよね。

親御さんからも、中高生のみなさん本人からも、本当によくいただくご相談です。

結論を先に言いますね。

高校留学に「意味があるかどうか」は、行く前には決まりません。意味は、行った本人が、あとから自分でつくっていくものです。そして、夢や目的がないことは、留学しない理由にはなりません。

ただし、「誰でも行けばいい」とは、僕は思っていません。

デメリットも、うまくいかないことも、本当にあるからです。

この記事では、まず「意味ない」と言われる理由とデメリットを、正直にお話しします。

そのうえで、ネットにはなかなか書かれていない「その先の話」をさせてください。

「高校留学は意味ない」と言われる5つの理由

「意味ない」「やめとけ」と言われるのには、ちゃんと理由があります。

よく挙がるのは、この5つです。

① 英語が思ったほど伸びない

数か月の留学で「ペラペラになる」と期待すると、がっかりするかもしれません。

僕のこれまでの経験では、3か月はやっと慣れてきた頃、半年で日常会話が聞き取れて話す怖さがなくなり、1年でようやく「英語で学ぶ」段階に入ります。

② 日本の勉強が遅れる

1年未満の留学では、帰国後に受験の準備が遅れたり、学年を一つ下げたりすることがあります。

帰ってきたあとの進路は、行く前に考えておきたいことです。

③ 費用が高い

公立高校でも、1年間で数百万円かかります。

円安や物価高で、ご家庭の負担はさらに大きくなっています。

④ 日本の高校生活を経験できない

文化祭、部活の大会、修学旅行。

日本の友達と同じ時間を過ごすことはできません。

⑤ 途中で帰ってくる子もいる

途中で帰国する理由でいちばん多いのは、成績ではありません。

心のバランスを崩してしまうことです。

どれも、本当のことです。

僕は、これを否定しません。

あわせて読みたい

勉強の遅れ、費用、1年留学の全体像は、それぞれくわしく書いています。

でも、ここで一つ聞いてみたいと思います。

これらのデメリットがあるから、高校留学は「意味ない」のでしょうか?

実は「留学を後悔している人」に、僕は会ったことがない

僕はこれまで、たくさんの留学生とご家族を見てきました。

その中で、「留学したこと」そのものを後悔している人に、僕は出会ったことがありません。

では、ネットにある「後悔した」という声は何なのでしょうか?

帰国した生徒たちの話をよく聞くと、後悔の中身はだいたいこうです。

もっと自分から話しかければよかった。

自分の思いを英語で伝える準備をしておけばよかった。

将来のことを考えて過ごせばよかった。

つまり、後悔しているのは「行ったこと」ではなく、「どう過ごしたか」なんですね。

もう一つ、大切なことがあります。

留学に「失敗」はありません。あるのは、うまくいかなかった経験という「データ」だけです。そのデータを、次にどう生かすかを決めるのは自分です。

途中で帰ってくることも、同じです。

自分で真剣に考えて出した答えなら、それは逃げではなく、次につながる選択です。

本当に苦しいのは、帰ってきた子どもよりも、その決断を受け入れられない大人のほうかもしれません。

英語が得意じゃない子が高校留学して「挫折したら?」親が本当に知っておきたい現実と備え

あわせて読みたい

うまくいかなかったときに、親ができることをまとめています。

英語が得意じゃない子が高校留学して「挫折したら?」親が本当に知っておきたい現実と備え

デメリットは、裏返すと「価値」になる

ここからが、僕がいちばん伝えたいことです。

さっきのデメリットを、もう一度見てください。

実は、どれも裏返すと、留学でしか手に入らない価値になります。

① デメリット 日本の高校生活がない

▼ 裏返すと

価値 高校生で3か月以上の留学をするのは、1,000人に1人。

ほかの誰とも違う経験をした自分になれます。

エリンは文化祭の代わりに、国際交流クラブをゼロから立ち上げ、50人の仲間をまとめました。

② デメリット 英語が伸びない・言いたいことが言えない

▼ 裏返すと

価値 言葉が通じない「透明人間」のような孤独を知ると、人の痛みが分かる人になります。

泣きながら電話してきたエリンに、僕は「いい経験してるじゃん!その経験をしたくて留学したんでしょ?」と返していました。

③ デメリット 日本の勉強が遅れる

▼ 裏返すと

価値 正解を覚える勉強から、自分の意見をつくる勉強へ切り替わります。

エリンはネットや本の内容をきれいにまとめたレポートで「C」をもらい、先生に「君の意見がどこにもない」と言われました。

そこから正解探しをやめたんです。

④ デメリット 自分は何者?と揺れる

▼ 裏返すと

価値 日本の「当たり前」が通じない場所で、初めて「自分は何を大切にしているのか」を考えます。

偏差値や学校名ではない、自分だけの軸が生まれます。

⑤ デメリット 費用が高い

▼ 裏返すと

価値 費用は「出費」ではなく、経験への「投資」です。

大学は20歳を過ぎても行けますが、16歳の感性で世界を見るチャンスは、二度と戻ってきません。

英語が通じない、友達ができない、勉強についていけない。

留学では、そんな困難やストレスが必ずやってきます。

でも、その困難こそが、留学の価値であり、醍醐味なんですね。

英語力がないことを、留学しない理由にするか。
留学する理由にするか。

決めるのは、あなたです。

なぜ高校から留学するの?大学からでは得られない『10代の海外経験』の価値

あわせて読みたい

10代で海外に出ることの価値と、親が反対する理由を整理した記事です。

なぜ高校から留学するの?大学からでは得られない『10代の海外経験』の価値

「夢や目的がない」なら、なおさら外の世界へ

「目的がないなら、留学しても意味がない」。

そう言われて、迷っている人も多いと思います。

でも、少し考えてみてください。

中高生のみなさんは、世の中にある仕事を、いくつ知っていますか?

1万8,000以上

日本の職業の分類に並んでいる職業の数

知らないものは、選ぶことができません。

夢がないのは、あなたのせいではありません。まだ、選択肢を知らないだけなんです。

日本の学校は「日替わり定食」、海外の学校は「ビュッフェ」

日本の学校
日替わり定食

決まったメニューが出てくる。自分で選ばなくても、食べることはできる。

海外の学校
ビュッフェ

自分で選んで組み立てる。選択科目が多く、毎日「選ぶ練習」をする。

やりたいことが分からないのは、選ぶ練習をしてこなかっただけなんですね。

エリンも僕も、最初から夢があったわけじゃない

エリン
中1の頃は英語が大嫌い

英語にも海外にもまったく興味のない、ごく普通の中学生でした。

留学パパ
20年で7回の転職

英語、教えること、カメラ、音楽。バラバラだった経験の「点」が、あとから「線」につながって、今の仕事になりました。

“
人のキャリアの多くは、予想していなかった偶然の出来事によって形づくられる。

― アメリカ・スタンフォード大学 クランボルツ教授の考え方

留学は、その「偶然」に出会う回数を、一気に増やしてくれる場所です。

夢や目的が、向こうからやってくる3つのこと

1 世の中に、どんな選択肢があるかを知る

2 自分が何者かを知る

3 「こうあるべき」という思い込みをなくす

この3つがそろったとき、夢や目的は、向こうからやってきます。

子どもから「高校留学したい」と言われた親御さんへ

あわせて読みたい

「高校留学したい」と言われた直後の、親の気持ちと親子の対話について書いています。

子どもから「高校留学したい」と言われた親御さんへ

高校留学は、将来の役に立つの?

最後に、いちばん多い質問に答えますね。

「高校留学は、将来の役に立ちますか?」

僕の答えは、こうです。

役に立つかどうかを決めるのは、あなた自身です。

「役に立つ」に、決まった基準はありません。

自分が何を大切にし、どんな人生を送りたいか。

その「軸」があって初めて、経験は意味を持ちます。

「英語ができれば最強」の時代は終わった

これまで
英語ができれば最強

英語が話せること自体が、大きな武器だった。

これから
英語ができて当たり前

そのうえで「あなたには何ができる?何を伝えたい?」と問われる。

英語は、目的ではなく手段です。

留学の醍醐味は「英語を学ぶ」ことではなく、「英語で学ぶ」ことなんですね。

英語ができて当たり前の世界で、見える景色

その先には、英語ができて当たり前の世界でしか見えない景色があります。

✔ 世界中から来た同世代と、本気で意見をぶつけ合う

✔ 自分の言葉で、その場の空気をつくる

✔ 「あなたはどう思う?」と聞かれることが、当たり前になる

知れば知るほど、ワクワクしてきませんか?

留学は「檻」の外に出るためのもの

僕は、親や先生の「世の中はこういうものだ」という思い込みを、動物園の「檻」にたとえています。

留学は、その檻に気づき、自分の足で外に出るためのものです。

“
ほかの誰とも違う自分の価値に気づくための、すべてのチャレンジ。

― 留学パパにとっての「役に立つ」

人生に、無駄なことは何一つありません。

ただし、「逃げ」のままなら今は行かないほうがいい

正直にお伝えしておきます。

目の前のつらさから逃げたいだけで留学を考えているなら、今は行かないほうがいいと、僕ははっきり伝えます。

逃げのままでは、海外でも同じ壁にぶつかるからです。

高校留学はやめた方が良い?親が知っておきたい「向いてないタイプ」の5つの特徴

あわせて読みたい

今は行かないほうがいい子の特徴と、「向いていない=一生無理」ではない理由をまとめています。

高校留学はやめた方が良い?親が知っておきたい「向いてないタイプ」の5つの特徴

まとめ:意味は、行く前ではなく、行ったあとにつくるもの

  • 「意味ない」と言われる理由(英語・勉強・費用・日本の高校生活・途中帰国)は、どれも本当にある
  • 後悔の多くは「行ったこと」ではなく「どう過ごしたか」。留学に失敗はなく、あるのはデータだけ
  • デメリットは、裏返すと留学でしか手に入らない価値になる
  • 夢や目的がないのは、選択肢を知らないだけ。だからこそ外の世界へ
  • 「役に立つかどうか」を決めるのは、行った本人

最後に、親子で一緒に考えてほしい問いがあります。

「あなたは、どうしたい?」

答えは、すぐに出なくて大丈夫です。

「意味があるかどうか」ではなく、「自分はどうしたいか」から考えてみてください。

「うちの子にとって、留学は意味があるの?」

「夢がないけど、留学してみたい」。

そんなときは、一人で悩まずに気軽に相談してください。

  • LINEで相談する(中高生も保護者も)

中高生にはエリンが、保護者の方には留学パパが、直接お返事します。

LINE無料相談

LINEなら、無料で留学パパとエリンに相談できます!
LINEなら、無料で留学パパとエリンに相談できます!
  • 本で全体像を知る

留学の価値や、親子が迷ったときの考え方を、40の問いに答える形で1冊にまとめています。

書籍『中高生の海外留学 知るたび、自分と未来が広がる本』

中高生の海外留学 知るたび、自分と未来が広がる本
  • 保護者の方は、無料カウンセリングで整理する

保護者の方のみ、または親子同席でご利用いただけます。

無料カウンセリング

留学エージェントをお探しの方へ「FED Study Abroad」のご紹介

留学する子供を持つ親の会「Ryugaku Parents Community」

親の会「RPC」

高校留学とその先の未来を考えるあなたへ特別なメッセージです!