この記事を書いた「留学パパ」はこんな人です。

1年間の留学って、長いのかな?短いのかな?
英語は話せるようになる?進級や受験は大丈夫?
高校のうちに、1年だけでも海外の学校に通ってみたい。
でも、何から調べればいいのか分からない…
「高校生 1年留学」と調べると、費用、単位、進級、受験…と、気になることが次々に出てきます。
どれも大事なことですよね。
結論を先に言いますね。
高校生の1年留学は、費用も時間もかかります。でも、1年はちょうど「本当の留学」が始まる長さです。行く前に知っておくべきことを押さえておけば、1年は人生を変える1年になります。
この記事では、まず1年留学の形・時期・費用・単位の要点をお伝えします。
そのうえで、ネットにはなかなか書かれていない「1年間の心の動き」と「1年の先の話」をさせてください。
高校生の1年留学には、3つの形がある
ひと口に「1年留学」と言っても、行き方はいくつかあります。
まずは、全体の地図を持っておきましょう。
交換留学
費用は抑えめ
団体や学校のプログラムで行く留学です。費用は抑えめですが、行く国や学校は基本的に選べません。また、カナダには交換留学の制度がありません。
私費留学
国も学校も選べる
自分で国・地域・学校を選んで、現地の高校に通う留学です。カナダやニュージーランドの公立高校なら、1年から卒業まで、目的に合わせて選べます。
FED Study Abroadでお手伝いしているのは、カナダ・ニュージーランドの公立高校への私費留学です。
もう一つ、決めておきたいのが「日本の高校をどうするか」です。
在籍したまま行く
学校の留学制度を使う
日本の高校に籍を置いたまま留学します。学校が認めれば、帰国後に同じ学年に戻れることもあります。
休学して行く
1年遅れて戻る
日本の高校を休学して留学します。帰国後は、学年を一つ下げて戻ることが多いです。
どちらになるかは、今通っている高校の決まりしだいです。
出発の前に、必ず担任の先生に確認してください。
いつ行く?学年と出発の時期
高校生の1年留学は、高1・高2で行く人が多いです。
帰国してから、日本の受験の準備をする時間が残るからです。
高3で行く場合は、卒業の時期や受験の予定が大きく変わります。
行く前に、在籍校と進路をしっかり話し合っておきましょう。
出発の時期は、国によって違います。
カナダ
9月スタート
新学年が9月に始まります。学区によっては2月からも入学できます。
ニュージーランド
1月末スタート
新学年は1月末から2月初めに始まります。4月や7月の学期から入れる学校もあります。
準備は、出発のおよそ1年前から動き出すと安心です。
費用・単位・進級は、要点だけ押さえる
ここは、くわしく書いた記事がそれぞれあります。
この記事では、要点だけお伝えしますね。
① 費用
カナダ・ニュージーランドの公立高校に1年通う場合、航空券と保険を除いて約334万〜557万円が目安です。
学区や学校、滞在の形で変わります。
費用をさらに抑えたい場合は、交換留学という選択肢もあります。
団体やプログラムによって金額や費用に含まれるものが大きく違うので、くわしくはLINE無料相談で気軽に聞いてください。
② 単位
日本の高校が留学を認めれば、海外で学んだ分を最大36単位まで、日本の高校の単位として認めてもらえる仕組みがあります。
実際に認めるかどうかは、在籍校が決めます。
③ 進級と受験
同じ学年に戻れるか、一つ下の学年に戻るかは、在籍校しだいです。
帰国後に日本の大学を受けるなら、受験の準備のスケジュールも出発前に考えておきましょう。
ここまでが、どの記事にも書いてある「1年留学の基本」です。
でも、本当に大事なのは、ここから先なんです。
1年間の「心の波」を知っておく
1年間の留学では、気持ちが大きく上がったり下がったりします。
これは、多くの生徒に起きることです。
いつ、どんな波が来るかを知っているだけで、親子の不安はぐっと小さくなります。
最初の1週間〜1か月
ホームシックと「透明人間」
言葉が通じず、輪の中にいるのに一人ぼっちのような気持ちになります。
エリンも渡航して1週間ほどでホームシックになり、学校帰りのバスで一人で泣きました。
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3か月ごろ
2回目の波
少し慣れてきた頃に、もう一度落ち込みが来ます。
ホストファミリーに本音が言えない、思ったほど英語が伸びない、と悩みやすい時期です。
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半年ごろ
話すのが怖くなくなる
日常の会話が聞き取れるようになり、話す怖さがなくなってきます。
自分から動けるようになるのも、この頃です。
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1年ごろ
「英語で学ぶ」段階へ
授業の中身を英語で理解し、自分の意見を言えるようになってきます。
ここでようやく、本当の留学が始まります。
途中で帰ってくる理由でいちばん多いのは、成績ではありません。
心のバランスを崩してしまうことです。
だからこそ、親にできることがあります。
アドバイスではなく、気持ちを丸ごと受け止めること。「かわいそう」と同情するのではなく、「その経験をしたくて行ったんだよね」と、そばで信じて待つことです。
エリンが泣きながら電話してきたとき、僕は「いい経験してるじゃん!」と返し続けました。
3年間で何度も泣きましたが、エリンは「日本に帰りたい」とは一度も言いませんでした。
実は、1年は「いちばん面白くなるところ」で終わる
ここからが、僕がいちばん伝えたいことです。
心の波を見ると、気づくことがありませんか?
そう、1年留学は、本当の留学が始まったところで終わるんです。
最初の数か月は、どうしても「お客さん」です。
言葉に慣れ、友達ができ、授業についていけるようになって、ようやく自分の居場所ができてきます。
そのタイミングで、帰国の日がやってきます。
だから、1年で帰ってきた生徒の多くが、こう言います。
まだ帰りたくない。
やっと楽しくなってきたところなのに。
1年の予定で行って、卒業まで延ばす子もいる
実際に、FEDで送り出した生徒の中にも、1年の予定で行って、現地の高校を卒業するまで延ばした子がいます。
1年のあいだに「ここでもっと学びたい」と、本人が決めたんです。
1年で帰る
「英語で学ぶ」入口まで
日本の高校に戻り、留学で得た視点を日本での学びや進路に生かします。
卒業まで延ばす
「人としての生き方」まで
英語は当たり前になり、自分は何を大切に生きるのかを考える段階へ進みます。
どちらが正解、ということはありません。
大切なのは、本人が自分で決めることです。
延ばす場合は、学区や国によって「卒業する時点で20歳未満」などの年齢の決まりがあります。
在籍校の扱いや費用も変わるので、早めに相談してください。
帰ってきてからの「逆カルチャーショック」
1年で帰ってきた子が、もう一つぶつかる壁があります。
日本の「当たり前」に、違和感を覚えることです。
授業中に誰も意見を言わない。
周りに合わせるのが当たり前。
海外ではふつうだったことが、日本では浮いてしまう。
でも、その違和感こそが、1年間で手に入れた「新しいものさし」なんですね。
違和感を「元に戻すもの」にするか、「自分の軸」にするか。決めるのは、本人です。
1年を「点」で終わらせず、「線」にする
1年留学は、ゴールではありません。
その先の人生につながる「通過点」です。
1年を「楽しかった思い出」で終わらせるか。
その先の進路や生き方につなげるか。
その違いは、行く前と帰ってきたあとに、何を考えたかで決まります。
出発の前に、親子で話してほしい3つの問いがあります。
1 この1年で、何を経験してみたい?
2 うまくいかないとき、どうやって乗り越える?
3 帰ってきたとき、どんな自分になっていたい?
答えは、すぐに出なくて大丈夫です。
話し合うこと自体が、1年留学の準備になります。
まとめ:1年は、本当の留学が始まる1年
- 高校生の1年留学には、交換留学と私費留学がある。カナダには交換留学の制度がない
- 日本の高校に在籍したまま行くか休学するかは、在籍校の決まりしだい
- 私費留学の費用は、公立高校で約334万〜557万円が目安(航空券・保険を除く)。費用をさらに抑えたいなら、交換留学という選択肢もある。単位は最大36単位まで認められる仕組みがある
- 1年間には「心の波」がある。親は、アドバイスより気持ちを受け止める
- 1年は、本当の留学が始まったところで終わる。延ばして卒業する道もある
最後に、もう一度だけ聞かせてください。
「あなたは、この1年で、どうなりたい?」
「うちの子に1年留学は合っている?」
「1年と卒業まで、どちらがいいか迷っている」。
そんなときは、一人で悩まずに気軽に相談してください。
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