カナダの高校留学がなぜ最も人気があるの?5つの理由を教えます!

カナダの高校留学がなぜ最も人気があるの?5つの理由を教えます!

この記事を書いた「留学パパ」はこんな人です。

留学パパとはこんな人

高校留学するなら、やっぱりカナダがいいの?

カナダの高校って、ランキングや偏差値で選べるの?

カナダを考え始めた親子から、本当によく聞かれる質問です。

先に、僕の考えをお伝えしますね。カナダは、日本の中高生が公立高校で長期の留学に挑戦しやすい国の代表です。英語のサポートが整っていて、選べる授業が多く、費用も英語圏の中では抑えやすい。人気なのには、ちゃんと理由があります。

でも、僕たちFED Study Abroadがカナダをすすめるいちばんの理由は、英語や費用ではありません。「みんな違って当たり前」という、移民の国ならではの空気です。日本で「周りと同じでいなきゃ」と息苦しさを感じていた子が、カナダでは肩の力を抜いて、自分らしさを取り戻していく。娘のエリンを3年間カナダに送り出して、僕はそれを強く実感しました。

一方で、「人気だから」「みんな行くから」だけで選ぶと、州や学区、学校との相性が合わずに「こんなはずじゃなかった」となることもあります。この記事では、カナダが選ばれる5つの理由と、正直に伝えておきたい注意点、ネットで見かける「ランキング」や「偏差値」の本当のところ、そして留学パパ流の学校の選び方を、順番にお伝えします。

エリンがなぜカナダを選んだのかは、こちらの動画で話しています。

留学娘のエリンが高校留学でカナダ以外の国を選ばなかった理由は?
留学娘のエリンが高校留学でカナダ以外の国を選ばなかった理由は?
留学エージェントをお探しの方へ「FED Study Abroad」のご紹介

カナダの高校留学が選ばれる5つの理由

理由① 留学生を受け入れてきた歴史と、英語のサポート

カナダの公立高校には、留学生を受け入れて育ててきた長い歴史があります。英語を母語としない生徒のための英語サポートの授業(BC州ではELL、マニトバ州ではEALなどと呼ばれます)があり、先生たちも、英語が分からずに戸惑う留学生の扱いにとても慣れています。

最初の学期は、英語のサポートの授業に、体育やアート、料理などの実技系の科目を組み合わせて、少しずつ慣れていくこともできます。

ただし、「英語力が低くても入学できる」ことと、「入ってから授業についていける」ことは別の話です。日本にいる間の準備の考え方は「高校留学に必要な英語力の目安とは?誰も教えてくれない準備と勉強法」に書いています。

理由② 日本人にとって聞き取りやすい英語

日本の学校で習う英語は、アメリカの英語がベースです。カナダの英語はアメリカの英語にとても近く、地域による訛りの差も小さめです。これから英語をイチから伸ばしていく日本人の中高生にとって、最初の数か月でつまずきにくいのは、大きなメリットです。

理由③ 公立高校でも、選べる学びが広い

カナダの公立高校には、日本の普通科・商業科のような区分けがありません。一つの学校に50〜60以上の科目があることも珍しくなく、プログラミングやファッションデザイン、料理なども選べます。ホッケーやダンスなどの専門指導を単位として受けられる「アカデミー」がある学校もあります。

エリンも、定員がいっぱいだった料理のクラスに、自分から先生にお願いして入れてもらいました。日本の学校のように「全員が同じ時間割」ではなく、自分で選んで、自分で取りにいく。そこにカナダの高校のおもしろさがあります。

理由④ 公立高校なら、英語圏の中では費用を抑えやすい

カナダの公立高校の費用は、州や学区によってかなり違います。FED Study Abroadが各教育委員会に直接問い合わせて確認した2026-2027年度の数字では、学校・学区に払う1年間(10か月)の費用は次のとおりです。

学校・学区に払う費用(1年)
カナダ・マニトバ州約266万〜281万円
カナダ・BC州約336万〜400万円

入学金・授業料・滞在費・現地の医療保険などの合計です(1カナダドル=114円で計算)。航空券・保険・お小遣い・ビザ・エージェント費用などは入っていません。何が含まれるかは学区によって違います(2026年10月時点の情報です)。

アメリカやイギリスで高校を卒業しようとすると、基本的に私立高校になり、費用はずっと高くなります。その点、カナダは公立高校で卒業まで目指せるのが大きな強みです。費用の全体像は「早わかり!高校留学の費用についての基礎知識」に、大学の費用との両立は「高校留学の費用と大学進学、両立できる?親がまず考えたい3つのステップ」にまとめています。

ビザ・お小遣い・エージェント費用まで含めた1年間の内訳と支払いの流れは、「高校留学の費用は1年間でいくら?カナダ・NZ公立高校の内訳と支払いの流れ」で紹介しています。

理由⑤ 「みんな違って当たり前」の、多文化の国

カナダは移民によってつくられた国です。街を歩けば、本当にさまざまなルーツを持つ人たちが、当たり前のように一緒に暮らしています。それぞれが自分の文化を大切にしながら共存しているので、カナダはよく「モザイク国家」と呼ばれます。

「みんな違って当たり前」という空気の中では、アジア人だから、英語が下手だからという理由で特別な目で見られることは、ほとんどありません。他人と比べるのをやめて、自分の軸を育てていく。僕は、これこそがカナダで留学するいちばんの価値だと思っています。

治安も、世界のトップクラスです。国の平和度・治安を数字にした「世界平和度指数」の2026年版では、カナダは世界14位(日本は10位)でした(Global Peace Index 2026)。ただ、都市や地域によって雰囲気は違います。数字との向き合い方は「高校留学の治安が心配。「本当に危険?」を整理する3つの視点」で書いています。

📖 カナダをすすめる本当の理由は、noteでも書いています

正直に伝えたい、カナダの注意点

いいことばかりではありません。カナダを選ぶ前に、知っておいてほしいことがあります。

  • 「カナダ」とひとくくりにできない。教育の仕組みは州ごとに違い、留学生の受け入れは学区(教育委員会)ごとに決まります。同じカナダでも、州や学区が変われば、費用もルールも生活も変わります
  • カストディアン(後見人)が必要。カナダの移民のルールでは、17歳未満の留学生は、カナダ国内にカストディアンを置くことが決まっています。学区によっては、州の成人年齢(BC州は19歳、マニトバ州は18歳)まで求められます
  • 日本人が多い地域もある。バンクーバー周辺は便利で人気があるぶん、「日本人が多くて、思ったより英語を使わない」と感じる人もいます
  • 冬の寒さと、日の短さ。地域によっては氷点下20度が当たり前です。寒さそのものより、日が短い時期の気分の落ち込みに気をつけたいところです
  • 日本との時差が大きい。BC州は一年中16時間、マニトバ州は14〜15時間です
  • 先生によって、授業の中身に「当たり外れ」がある。エリンの12年生(高3)の英語の先生はとても厳しく、課題の量も採点も大学レベルでした。隣のクラスは、もっとゆるかったそうです。大変だったけれど、その厳しさが今の力になっている、とエリンは話しています

バンクーバー以外の選択肢については、noteの「カナダ高校留学、バンクーバーだけじゃなかった。3年間で150万円以上安くなる州と、英語が伸びる理由」で書いています。

カナダの高校に「ランキング」や「偏差値」はある?

「カナダ 高校 ランキング」「カナダ 高校 偏差値」と検索する方も多いので、正直にお答えしますね。

まず、カナダの高校に「偏差値」はありません。日本のように、入試の点数で学校が輪切りにされる仕組みがないからです。公立高校への留学は、学校ではなく、学区(教育委員会)に出願するのが基本です。希望の学校を伝えられる学区も多いですが、最終的な受け入れ先は、空き状況などをふまえて学区が決めます。

学校のランキングとしては、カナダの民間の研究機関(フレイザー研究所)が、州の統一テストの結果などをもとに順位をつけたものがあります。ただ、BC州の高校のランキングは、州のテストの仕組みが変わったことを理由に、2024年に「今後は発表しない」とされています(フレイザー研究所)。ネットで見かけるBC州の高校ランキングは、古い情報の可能性が高いんですね。

それに、ランキングが表しているのは、主にテストの点数です。「その学校が、うちの子に合うかどうか」は、ランキングには載っていません。

カナダの高校では、同じ科目でも先生によって授業の中身が大きく違いますし、学校によって得意な分野や設備もさまざまです。だから「いい学校」の基準は、偏差値や順位ではなく、「自分がやりたいことに、どれだけ合っているか」。設備、先生、サポートが、自分の目的にどれだけ合っているかで決まるんです。

学費が高くても教育環境を最優先したい場合は、私立の寄宿学校(ボーディングスクール)という選択肢もあります。寮生活については「高校留学で寮生活を選ぶメリット・デメリット|向いている人の特徴と注意点」で書いています。

留学パパ流・カナダの学校の選び方

では、何を基準に選べばいいのか。僕たちが相談の場でお伝えしている順番は、こうです。

ステップ1 住みたい「環境」をイメージする

都会の便利さがいいか、自然の多い落ち着いた街がいいか。寒さは平気か。日本人が多い環境で安心したいか、日本人の少ない環境で英語に囲まれたいか。まずは、暮らしのイメージから考えます。

ステップ2 やりたいことを全部書き出して、「譲れないトップ3」を決める

スポーツ、音楽、料理、プログラミング、ボランティア…。現地でやってみたいことを、思いつくだけ書き出してみてください。そのうえで、絶対に譲れないトップ3を決めて、それが叶う学校を探します。

ちなみにエリンは、「料理とバドミントン」が譲れなくて学校を選びました。結局、バドミントンはやらなかったんですけど(笑)。それでも、自分で決めた基準があったからこそ、納得してスタートを切れたんです。

ステップ3 予算の上限を決めて、州・学区を逆算する

最後に、出せる予算の上限を決めて、州や学区を絞り込みます。「家庭の予算」と「親の思い」と「本人の希望」。この3つが重なるところが、その子にとっての答えです。

そしてもう一つ。エージェントから「この学校がおすすめですよ」と言われたら、「なぜ、うちの子にその学校がいいと思ったんですか?」と聞き返してみてください。答えに、あなたのお子さんのことが出てこなければ、それはお子さんのための提案ではないかもしれません。

どんな環境が合いそうかを直感で考えてみたい方は「【高校留学】失敗しない国・学校選びのコツ!あなたにピッタリの環境がわかる適性診断」も試してみてください。

🎧 学校選びのことは、エリンとPodcastでも話しています

カナダの中での選び方は、noteの「【カナダ高校留学・徹底解剖④】失敗しない選び方。「家庭の予算×親の思い×本人の希望」のポイント」でも詳しく書いています。

卒業したあとの進路

カナダの高校を卒業すると、州の卒業資格がもらえます。カナダ国内や北米の大学・カレッジに広く受け入れられていて、エリンも、英語のテストなしでカナダの大学から入学許可をもらいました(エリンは、別の道を選んで進学しませんでしたが)。

日本の大学に進む場合は、帰国生入試や総合型選抜を使う道があります。ただ、帰国生入試の募集は「若干名」のところが多く、「帰国生だから有利」とは言い切れなくなってきました。問われるのは、「留学で何をつかんで帰ってきたか」です。

卒業までの留学については「卒業留学(正規留学)のメリット3選|高校留学で広がる大学進学と将来の選択肢」で詳しく書いています。

エリンがカナダで手に入れたもの

エリンは15歳で、英語力ゼロのままカナダ・BC州の公立高校に入りました。最初は授業がほとんど聞き取れず、教室では「透明人間」のよう。学校帰りのバスで、一人で泣いたこともあります。

そこからエリンは、得意だった数学で自信と居場所をつくり、留学生のためのクラブをゼロから立ち上げて、50人の仲間をまとめるまでになりました。

いちばん大きかったのは、「正解を探す」のをやめたことだと思います。社会の課題で、ネットや本の内容をきれいにまとめて出したら、C評価で「君の意見がどこにもない」と言われたこと。友達から「エリンは結局どっちなの? いつもMe tooばかりだね」と言われたこと。そうした経験を通して、エリンは、自分の言葉で考えて、自分の意見を伝えられるようになっていきました。

英語は、その道具にすぎません。カナダで手に入れたいちばんのものは、「自分はどう思うか」を持って生きる力だった。親として、僕はそう感じています。

親子で話してほしい3つの問い

カナダに決める前に、親子でこんな話をしてみてください。

なぜ、カナダがいいと思った?

カナダの高校で、何をしてみたい?

どんな環境なら、自分らしくいられそう?

そして最後は、「あなたはどうしたい?」。国も、学校も、親が決めた留学より、自分で決めた留学の方が、現地で何倍も踏ん張れます。

カナダが向いている人・向いていない人については、こちらの動画でも話しています。

【高校留学先の選び方】カナダを選ぶべき人・向いていない人は?
【高校留学先の選び方】カナダを選ぶべき人・向いていない人は?

ニュージーランドとも迷っている方は「ニュージーランドの高校留学とは?これだけは知っておくべき基礎知識」も読んでみてください。

カナダ(BC州・マニトバ州)とニュージーランドを、学び方・入学時期・守られ方・費用・暮らし・進路の6つの視点で並べて比べた記事もあります。「高校留学はカナダ?ニュージーランド?迷ったときに比べたい6つの違い(BC州・マニトバ州・NZ)」

カナダの高校留学 よくある質問

Q. いつから準備を始めれば間に合いますか?

カナダの新しい学年は9月に始まります(2月から入れるかどうかは、学区によって違います)。学校選び・出願・ビザ・英語の準備を落ち着いて進めるなら、出発の1年〜1年半前から動き始めるのが目安です。国ごとの申込の時期は「中3からでも間に合う高校留学|2027年度の国別申込時期と準備スケジュール」で詳しく書いています。

Q. 英検やTOEFLのスコアがないと入れませんか?

学区や学校によりますが、公立高校では、必ずしも英語の試験のスコアが必要なわけではありません。学区が用意する英語のテストや、日本の学校の成績表などをもとに判断されることも多いです。英語に不安がある方は「英語が苦手でも高校留学できる?不安な人のための国選びと準備ガイド」も読んでみてください。

Q. 成績が良くなくても大丈夫ですか?

日本の学校の成績表は、出願のときに見られます。学区や学校によっては、成績表を重視するところもあります。ただ、「評定が低いから無理」と決めつける前に、選べる学区がないか、一緒に整理してみることが大切です。

Q. 1年間の費用は、全部でいくらくらいですか?

学校・学区に払う費用は、マニトバ州で約266万〜281万円、BC州で約336万〜400万円が目安です(2026-2027年度)。ここに、航空券・保険・ビザ・お小遣い・エージェント費用などが加わります。ご家庭の予算から考えたい方は「費用から逆算!どのくらいの予算で、どんな高校留学ができるの?」も参考にしてみてください。

Q. カナダの高校から、日本の大学に進めますか?

進めます。帰国生入試や総合型選抜で、海外の高校での学びや経験が評価される道があります。ただ、帰国生入試の募集は少ないところも多いので、「何を学んで、何をつかんで帰ってくるか」を意識しておくことが大切です。

まとめ:カナダを選ぶなら、「人気だから」ではなく「うちの子に合うから」

  • カナダは、公立高校で長期の留学に挑戦しやすい国の代表
  • いちばんの魅力は、「みんな違って当たり前」という多文化の空気
  • 州・学区で、費用もルールも生活も変わる。カナダをひとくくりにしない
  • 高校に偏差値はなく、ランキングは「うちの子に合うか」を教えてくれない
  • 学校選びは「環境」→「譲れないトップ3」→「予算」の順で

「うちの子にカナダは合う?」「州や学区は、どう選べばいい?」。そんな段階でも、気軽に相談してください。無理な押し付けや、留学ありきの話は一切しません。

  • LINEで相談する

保護者の方には留学パパが、中高生にはエリンが、直接お返事します。LINE無料相談

LINE@なら、無料で留学パパとエリンに相談できます!
LINEなら、無料で留学パパとエリンに相談できます!
  • 保護者の方は、無料カウンセリングで整理する

お子さんのやりたいこととご家庭の予算を聞きながら、州・学区・学校を一緒に考えます。FED Study Abroadは、カナダの教育委員会と直接やりとりしながら手配します。無料カウンセリング

留学エージェントをお探しの方へ「FED Study Abroad」のご紹介
  • 本で全体像を知る

カナダの学校生活や、親子で話し合うときのポイントも、1冊にまとめています。書籍『中高生の海外留学 知るたび、自分と未来が広がる本』

中高生の海外留学 知るたび、自分と未来が広がる本