この記事を書いた「留学パパ」はこんな人です。

「ホストファミリーと合わない…」って、子どもからLINEが来た。どうしたらいいの?
ご飯が口に合わないみたい。こっちからホストに言ったほうがいい?
ホストファミリーって、変えてもらえるの?
留学中の子どもから、ホストファミリーの愚痴を聞くと、親としては居ても立ってもいられなくなりますよね。
先に、結論をお伝えします。
親がすべきことは、子どもの話を受け止めること。すべきでないことは、親の判断でアドバイスしたり、現地に直接連絡したりすることです。問題を解決するのは、本人と、現地のホームステイコーディネーター、そして留学エージェントです。
この記事では、「本人が自分で話して乗り越えること」と「大人に相談すべきこと」の境目、そして親の関わり方をお伝えします。

ホストファミリーと「合わない」は、よくあること?
はい、よくあることです。ホームステイのルール(ハウスルール)は、家庭ごとにまったく違うからです。
たとえば、こんなルールの家庭もあります。
✔ シャワーは5分以内
✔ 洗濯は週1回、家族の分とまとめて
✔ インターネットの使える量に上限がある
✔ 門限や、スマホを使ってよい時間が決まっている
同じハウスルールの家庭は、一つもないと言っていいくらいです。
それに、ホストの役割は、安全で、衣食住の整った生活の場を用意すること。
日本の親のように、しつけや細かい世話までしてくれるわけではありません。
「合わない」の多くは、良い・悪いではなく、「単純に違う」だけです。
ハウスルールや好き嫌いは、どうする?
まずは、子ども本人がホストと話します。食事の好み、シャワーの時間、門限などは、家庭ごとの「やり方」の違いです。親やエージェントが出ていく問題ではありません。
いちばんよくないのは、黙って我慢することです。
海外では、何も言わずに食べている=気に入ってくれた、と受け取られます。
つまり、次の週も、その次の週も、同じものが食卓に出てきます。
何か月も我慢してから伝えると、「どうして今まで言わなかったの?」と不思議がられてしまうんです。
伝えるときのコツは、不満をぶつけずに、質問やお願いの形にすることです。
Would it be possible to…?
(〜してもいいですか?)
I was wondering if I could…
(〜できたらと思っているのですが)
Is there anything I can help with?
(何か手伝えることはありますか?)
自分から手伝いを申し出ることも、家族の一員として認めてもらう近道になります。
相性が合うかどうかは、実際に一緒に暮らしてみないと分かりません。
違う言葉、違う文化で育った人と、一つ屋根の下で暮らすのですから、モヤモヤするのは当たり前です。
でも、相性が合わない相手と、どう関係を築いていくか。
その経験こそが、留学ならではの学びになります。
自分の気持ちを英語で伝えて、相手と折り合いをつける。日本の家にいたらできない経験です。
エリンも、ホストファミリーとの関係に悩んだことがあります。どう動いたのかは、動画で話しています。
Podcast「高校留学.fm」の第78回「ホストファミリーを変えたくなった人が飲む薬」でも、エリンと話しています。
ホストファミリーを変えたいときは?大人に相談する基準
大人に相談するのは、本人が話し合っても解決しないとき。そして、ホストファミリーに求められている基準やルールから外れているときです。ホストファミリーを変えるかどうかも、ここから一緒に考えます。
⚠ 病気やけがをしたときに、ホストがまったく協力してくれない
⚠ 食事やおやつを出してくれない
⚠ プライベートの空間が守られない
⚠ 事前に伝えていたアレルギーや持病への対策を、きちんとしてくれない
こんなときの相談の順番は、こうです。
1 本人が、ホストと直接話す
2 現地のホームステイコーディネーターに相談する(学校のホームステイ担当で、「カウンセラー」などとも呼ばれます)
3 それでも解決しなければ、留学エージェントに相談する
命や身の安全に関わるときは、順番を待たずに、すぐ動いてください。迷わず、すぐにエージェントに連絡してください。エージェントが、現地の学校やホームステイコーディネーターと一緒に、すぐに動きます。くわしくは「留学中の子どもから「帰りたい」と電話が来たら?ホームシックの波と、連絡の頻度の目安」で書いています。
子どもから愚痴を聞いたら、親はどうする?
親がすべきことは、受け止めること。すべきでないことは、親の判断によるアドバイスと、現地への直接の連絡です。
すべきこと
受け止める
「そっか、それはしんどいね」。まずは、話を最後まで聞く。解決策を出さなくて大丈夫です。
すべきでないこと
親の判断でアドバイスする
「ホストにこう言いなさい」「先生に言ってあげる」。現地の状況をいちばん知らないのは、親です。
なぜ、親は介入しないほうがいいのでしょうか。
親が間に入ると、子ども、親、学校、ホスト…と、伝言ゲームのようになってしまいます。
話が少しずつずれて、かえってこじれてしまうんです。
それに、現地の事情が分からないまま、日本の親が慣れない英語で学校や教育委員会に直接連絡すると、ミスコミュニケーションがとても起きやすくなります。
問題を解決するのは、本人。または、現地の事情を知っているエージェントです。
✕ ホストファミリーに、親が直接連絡する
✕ 学校や教育委員会に、親が直接連絡する
✕ 子どもの話だけで、「ひどい家だ」と決めつける
ただし、例外があります。うつなど、重い心の不調につながりそうな様子や予兆が見えたときは、すぐにエージェントに相談してください。このときも、学校や教育委員会に、親が直接連絡するのは避けてください。
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泣いて電話が来たときの受け止め方、成績が悪いと相談されたときの親の関わり方は、それぞれくわしく書いています。
出発前に、親子で決めておきたいこと
ホームステイの壁を小さくする一番の方法は、着いた日に、ハウスルールをきちんと確認することです。
門限、食事の時間、シャワーを使える時間、洗濯、Wi-Fiの使い方。
分からないことは、その場で質問して大丈夫です。
海外の家庭では、疑問があればその都度質問するのが、むしろ当たり前です。
そして、出発前に、親子でこの3つを話しておいてください。
1 ホストと合わないと感じたら、まず自分で話してみる
2 話しても解決しないときは、ホームステイコーディネーター、次にエージェントに相談する
3 親は話を聞く。でも、現地には直接連絡しない
FED Study Abroadは、現地の学校や教育委員会との橋渡しをしています。英語が分かるだけでなく、現地の背景や価値観を知っているからこそ、成績・生活・ホームステイの調整を、冷静に進められます。親子だけで抱え込まなくて大丈夫です。
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ホームステイそのものの良さと注意点、留学中の連絡の目安は、それぞれくわしく書いています。
まとめ:解決するのは本人。親は「受け止める人」に
- ホストファミリーと「合わない」はよくあること。ハウスルールは家庭ごとにまったく違う
- ハウスルールや好き嫌いは、まず本人がホストと話す。黙って我慢しない
- 基準やルールを外れていて、話しても解決しないときは、ホームステイコーディネーター、次にエージェントへ
- 親がすべきことは受け止めること。親の判断によるアドバイスや、現地への直接の連絡はしない
- 重い心の不調の予兆があるときや、命や身の安全に関わるときは、順番を待たずにすぐエージェントへ連絡する
「子どもからホストファミリーの愚痴が届いた。どう返せばいい?」
そんなときも、一人で悩まずに気軽に相談してください。
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